Snowflake Data Cloud Connector > 部 II: Snowflake Data Cloud Connectorとのデータ統合 > マッピングの移行 > 移行の制限
  

移行の制限

アセットを移行する前に、一部の設定についていくつかのルールを検討する必要があります。

複数のソースオブジェクトを含むマッピングの移行

ソースオブジェクトの詳細プロパティでデータベースとスキーマをオーバーライドする場合は、選択されたデータベースとスキーマがすべてのソースオブジェクトで同じである必要があります。
例えば、マッピングに次のオブジェクトが含まれているとします。
object1: <db1>.<schema1.<object1>
object2: <db1>.<schema1.object2>
例として、次の画像に、両方のソースのデータベースとスキーマ名が同じであるマッピングで使用されている2つのソースオブジェクトを示します。 マッピングで選択された両方のオブジェクトのデータベース名とスキーマ名が同じものになっています。
例えば、object1のデータベースとスキーマが<db1>.<schema1.object1>でobject2が<db2>.<schema2.object2>のようにデータベースとスキーマが異なる場合、移行は実行されません。
マッピングに複数のオブジェクトが含まれている場合は、詳細プロパティからテーブルをオーバーライドしないでください。

詳細フィルタとテーブル名のオーバーライドを含むマッピングの移行

マッピングのクエリオプションセクションにオブジェクトの詳細フィルタ(<Table2>など)が含まれ、詳細プロパティにテーブル名へのオーバーライドが含まれている場合は、次のルールを考慮してテーブルをオーバーライドします。
マッピングでは、次のいずれかのオプションを検討してください。
詳細モードで、オブジェクトの詳細プロパティでオーバーライドとして指定したテーブル名を詳細フィルタ条件で直接使用します。例: <Table2>.id >= 1

SQLオーバーライドとカスタムクエリを含むマッピングの移行

マッピングでSQLオーバーライドを指定し、使用するオブジェクトタイプがカスタムクエリである場合、カスタムクエリで指定したテーブルとSQLオーバーライドに同じメタデータが含まれていることを確認してください。使用するカスタムクエリとSQLオーバーライドは完全修飾されたものである必要があります。例: Select * from DB1.Schema.Table1
マッピングにSQLオーバーライドとカスタムクエリの組み合わせが含まれている場合は、マッピングの詳細ソースプロパティとSnowflake接続の[追加のJDBC URLパラメータ]フィールドでデータベースまたはスキーマを指定しないでください。指定した場合、マッピングは失敗します。
部分的にパラメータ化されたカスタムクエリを設定するときは、パラメータのデフォルト値を指定します。例えば、Select * from $$DB1.$$Schema.$$Table1と指定する場合は、DB1、Schema1、およびTable1の入出力パラメータを作成するときにデフォルト値としてプレースホルダ値を追加します。
マッピングでソースタイプとしてパラメータを選択した場合は、[実行時にパラメータのオーバーライドを許可する]オプションを選択しないでください。その後、マッピングタスクでカスタムクエリを選択できます。
詳細プロパティからのSQLオーバーライドとの組み合わせがサポートされるオーバーライドの詳細については、SQLのオーバーライドを参照してください。