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ファイルソース

ファイルソースには、フラットファイルとFTP/SFTPファイルが含まれます。ファイルソースを設定する場合は、接続、ソースタイプ、および形式オプションを指定します。[プロパティ]パネルの[ソース]タブでファイルソースのプロパティを設定します。
次の表に、ファイルソースのプロパティを示します。
プロパティ
説明
接続
ソース接続の名前。
ソースタイプ
ソースタイプ。ソースタイプには、単一のオブジェクト、ファイルリスト、コマンド、またはパラメータを指定できます。
オブジェクト
ソースタイプが単一のオブジェクトの場合、このプロパティには、Customers.csvなどのファイルソースを指定します。
ソースプロパティがファイルリストの場合、このプロパティには、SourceList.txtなどのファイルリストを含むテキストファイルを指定します。
ソースタイプがコマンドの場合、このプロパティには、データ統合がソースフィールドをインポートするサンプルファイルを指定します。
詳細モードでは、オブジェクト名にドル記号文字$を含めることはできません。ドル記号は、パラメータ用に予約された文字です。
コマンド
ソースタイプがコマンドの場合、このプロパティには、ItemSourcesCmd.batなどのソースファイルリストを生成するコマンドを指定します。
パラメータ
ソースタイプがパラメータの場合、このプロパティには、ソースパラメータを指定します。
形式オプション
フラットファイルの形式オプション。[形式オプション]ダイアログボックスを開き、ファイルの形式を定義します。
区切りファイルまたは固定長ファイルのいずれかのタイプを選択できます。デフォルトは区切りファイルです。
区切りフラットファイルタイプの場合、次のファイル形式オプションを設定します。
  • - 区切り文字。区切り文字。カンマ、タブ文字、コロン、セミコロン、印刷不可能な制御文字、または指定したシングルバイト文字またはマルチバイト文字を使用することができます。
  • - 複数の文字を1つの区切り文字として扱う指定された区切り文字のセットを1つの区切り文字として扱います。例えば、ソースファイルには次のレコードが含まれます。abc~def|ghi~|~|jkl|~mno。区切り文字を( ~ | )として指定した場合、データ統合はこのレコードを2つの区切り文字で分けられた3カラムのデータとして読み込みます(abc~def|ghi, NULL, jkl|~mno)。このオプションを無効にすると、データ統合は、このレコードを8つの区切り文字で分けられた9カラムのデータとして読み込みます(abc, def, ghi, NULL, NULL, NULL, jkl, NULL, mno)。
  • - 連続した区切り文字を1文字として扱います。1つ以上の連続するカラム区切り文字を1つの文字として扱います。デフォルトでは、連続する区切り文字はNULL値として扱われます。
  • - 行区切り文字。Added missing "。".データ行の改行文字。リストから改行文字を選択します。デフォルトは、改行、\012 LF(\n)です。
  • - テキスト修飾子。テキストを修飾する文字。
  • - エスケープ文字。エスケープ文字。
  • - フィールドラベル。タスクによってフィールド名を生成するのか、ソースファイルからフィールド名をインポートするのかを指定します。デフォルトでは、トランスフォーメーションはファイルの最初の行を使用してフィールド名を生成します。[最初のデータ行を使用してヘッダーを生成する]を選択すると、指定された[最初のデータ行]を使用してソースまたはルックアップトランスフォーメーションフィールド名が生成されます。[最初のデータ行]として指定された行が空である場合、空ではない次の行がフィールド名の生成に使用されます。
  • - 最初のデータ行。データの最初の行。タスクは、入力した行番号で読み取りを開始します。
タブ、スペース、または任意の印刷出力可能な特殊文字を区切り文字として使用できます。区切り文字には最大10文字を使用できます。区切り文字はエスケープ文字およびテキスト修飾子以外にする必要があります。
固定長フラットファイルの場合は、使用する固定長ファイル形式を選択します。リストに同じ名前の複数の固定長ファイル形式が含まれている場合は、名前に追加されたプロジェクトとフォルダの場所を使用して、使用する適切なファイル形式を指定します。固定長ファイル形式を指定していない場合は、[新規] > [コンポーネント] > [固定長ファイル形式]に移動して作成します。
ファイルリストとコマンドの詳細については、ファイルリストを参照してください。パラメータとファイル形式の詳細については、「マッピング」を参照してください。
次の表に、ファイルソースの詳細プロパティを示します。
プロパティ
説明
トレースレベル
データ統合がセッションログに書き込むエラーおよびステータスメッセージの詳細レベル。[簡易]、[通常]、[詳細 - 初期化]、[詳細 - データ]から選択できます。デフォルトは[通常]です。
1000ごとの区切り文字
1000ごとの区切り文字。なし、カンマ、またはピリオドにすることができます。小数点記号または区切り文字と同じにすることはできません。
フィールドタイプは数値である必要があります。また、場合によってはフィールドの精度とスケールを更新する必要があります。
デフォルトは[なし]です。
小数点記号
小数点文字。カンマまたはピリオドにすることができます。1000ごとの区切り文字、または区切り文字と同じにすることはできません。
フィールドタイプは数値である必要があります。また、場合によってはフィールドの精度とスケールを更新する必要があります。
デフォルトはピリオドです。
日時形式
オプション。フラットファイル接続で指定された日付形式をオーバーライドします。
オーバーライドする日付/時刻形式を入力します。例: YYYYMMDD。
ソースファイルディレクトリ
フラットファイルソースの場合、ソースディレクトリの名前。
FTPソースの場合、ソースデータのステージングに使用するローカルソースファイルディレクトリの名前とパス。
デフォルトでは、マッピングタスクはソース接続ディレクトリからソースファイルを読み取ります。
また、入力パラメータを使ってファイルディレクトリを指定することもできます。
サービスプロセス変数ディレクトリ$PMSourceFileDirを使用した場合、タスクはシステム変数への設定済みのパスにターゲットファイルを書き込みます。システム変数への設定済みのパスを見つけるには、次のディレクトリにあるpmrdtm.cfgファイルを参照してください。
<Secure Agent installation directory>\apps\Data_Integration_Server\<Data Integration Server version>\ICS\main\bin\rdtm
また、$PMSourceFileDir変数への設定済みのパスは、Administratorのデータ統合サーバーシステム設定の詳細にあります。
ソースファイル名
フラットファイルソースの場合、ソースファイルのファイル名、またはファイル名とパス。
また、入力パラメータを使ってファイル名を指定することもできます。
FTPソースの場合、ソースデータのステージングに使用するローカルソースファイルの名前。
リモートファイル名
FTPソースの場合、リモートファイルのファイル名、またはファイル名とパス。
また、入力パラメータを使ってリモートファイル名を指定することもできます。
ファイルリーダーによる文字列のNULLの切り詰め
フラットファイルソースの場合、文字列フィールド値を最初のNULL文字から切り詰めます。
ソースファイルにNULL文字が含まれる場合に有効にしてください。
FileRdrTreatNullCharAsカスタムプロパティを使用する場合は有効にしないでください。両方のプロパティを使用すると、データ統合におけるフラットファイルソース内のNULL文字の取り扱い方法に関して競合する設定が作成され、タスクが失敗します。
デフォルトでは無効になっています。