ルックアップソースフィルタ
キャッシュが有効になっているリレーショナルルックアップトランスフォーメーション用にルックアップソースフィルタを設定できます。ルックアップソースフィルタを追加することで、マッピングタスクがルックアップソーステーブルに対して実行するルックアップの数を制限できます。ルックアップソースフィルタを設定すると、マッピングタスクはそのフィルタ文の結果に基づいてルックアップを実行します。
ルックアップソースフィルタを設定するには、ルックアップトランスフォーメーションの[詳細]タブを開いて[ルックアップソースフィルタ]フィールドにフィルタを入力します。フィルタ条件にはWHEREキーワードを含めないでください。
例えば、IDが510より大きい従業員の姓をすべて取得する必要があるとします。
ルックアップトランスフォーメーションの[EmployeeID]フィールドで次のルックアップソースフィルタを設定します。
EmployeeID >= 510
マッピングタスクでソース行を読み取るときに、EmployeeIDの値が510より大きい場合にキャッシュに対してルックアップを実行します。EmployeeIDが510以下の場合、ルックアップトランスフォーメーションは姓を取得しません。
SQL ELTの最適化を使用しているマッピングタスク、またはSQL ELTモードのマッピングに基づくマッピングタスクのルックアップソースフィルタをルックアップソースフィルタに追加すると、タスクによりSQLオーバーライドを表すビューが作成されます。マッピングタスクはこのビューに対してSQLクエリを実行し、トランスフォーメーションロジックをデータベースにプッシュします。
注: ルックアップSQLオーバーライドとルックアップソースフィルタを同じトランスフォーメーションで設定する場合、マッピングタスクはフィルタを無視します。