シーケンスの出力フィールド
シーケンストランスフォーメーションには、NEXTVALとCURRVALという2つの出力フィールドがあります。詳細モードとSQL ELTモードでは、トランスフォーメーションはNEXTVALという1つの出力フィールドを持ちます。これらのフィールドを編集したり削除したりすることはできません。
シーケンストランスフォーメーションは任意のトランスフォーメーションに接続することができます。マッピングに両方のフィールドが含まれている場合、両方の出力フィールドをマッピングする必要はありません。いずれかの出力フィールドをマッピングしない場合、マッピングタスクではマッピングされていないフィールドが無視されます。
SQL ELTモードのマッピングでは、ダウンストリームの式トランスフォーメーションまたはターゲットにシーケンストランスフォーメーションを直接接続することのみができます。
NEXTVALフィールド
NEXTVALフィールドは、[初期値]および[増分]プロパティに基づいてシーケンス番号を生成する場合に使用します。
NEXTVALフィールドをターゲットトランスフォーメーションまたは他のダウンストリームトランスフォーメーションの入力フィールドにマッピングし、シーケンス番号を生成します。シーケンスでサイクル動作を実行するようにシーケンストランスフォーメーションが設定されていない場合、NEXTVALフィールドには設定された終了値までのシーケンス番号が生成されます。
NEXTVALフィールドを複数のトランスフォーメーションにマッピングする場合、マッピングタスクは、マッピングタイプと受信フィールドが無効かどうかに基づいて、各ダウンストリームトランスフォーメーションに対して同じシーケンス番号または一意のシーケンス番号を生成します。
次の表に、シーケンストランスフォーメーションによって同じシーケンス番号が生成される状況および一意のシーケンス番号が生成される状況を示します。
マッピングタイプ | 受信フィールド | 同じシーケンスか一意のシーケンスか |
---|
マッピング | 無効でない | 同じシーケンス |
マッピング | 無効 | 一意のシーケンス* |
マッピング(詳細モード) | - | 同じシーケンス |
マッピング(SQL ELTモード) | - | 同じシーケンス |
* 受信フィールドが無効になっている場合に同じシーケンス番号を生成するには、シーケンストランスフォーメーションとそのダウンストリームトランスフォーメーションの間に式トランスフォーメーションを配置して、シーケンス番号をステージングします。 |
CURRVALフィールド
CURRVALフィールド値は、NEXTVAL値に増分値を追加した値です。例えば、[初期値]が1、[増分]が1の場合、マッピングタスクはNEXTVALとCURRVALに対して次の値を生成します。
通常、マップでNEXTVALフィールドがすでにダウンストリームトランスフォーメーションにマッピングされている場合、CURRVALフィールドをマッピングします。NEXTVALフィールドをマッピングせずにCURRVALフィールドをマッピングすると、マッピングタスクは各行に同じ数値を生成します。