Velocityテンプレート
Velocityテンプレートは[Velocity]タブで作成します。テンプレートを作成するには、テンプレートエディタにテンプレートを入力するか貼り付けます。その後、[検証]をクリックして構文を検証します。
次の図はテンプレートエディタを示しています。
テンプレートには、VTL文、データ統合の組み込み関数、およびデータ統合の接続されていないルックアップ式を含めることができます。Velocityテンプレート言語の詳細については、Apache Velocityのドキュメントを参照してください。
組み込み関数を呼び出すには、次の構文を使用します。
$function.call('<function name>',<argument>,<argument>,...)
例えば、次のテンプレートコードは、XMLコメントでシステムタイムスタンプを返します。
<!--Generation date: $function.call('Systimestamp')-->
次の関数呼び出しは、プロパティ$vendor.nameを引数としてINITCAP関数に渡して、ベンダ名の各単語の最初の文字を大文字にします。
$function.call('InitCap',$vendor.name)
ヒント: [組み込み関数]リストで関数を選択して、関数呼び出し構文をテンプレートのカーソル位置にコピーすることができます。
接続されていないルックアップを呼び出すには、次の構文を使用します。
$function.call(':LKP.<Lookup transformation name>)',<argument>,<argument>,...)
例えば、次の式は、プロパティ$item.idおよび$item.categoryを引数としてlkp_ItemPricesという名前の接続されていないルックアップトランスフォーメーションに渡します。
$function.call(':LKP.lkp_ItemPrices',$item.id,$item.category)
構文を検証するには、[検証]をクリックします。データ統合がテンプレートをチェックし、構文エラーを表示します。テンプレートの構文が無効な場合、マッピングは保存できますが、無効です。
検証では、テンプレート出力のテストやランタイムエラーの検出は行われません。[テスト]タブで、テンプレート出力をテストできます。