手動によるファイルリスナの開始および停止
ファイルリスナは、実行スケジュールに基づいて、定義した頻度で実行されます。事前定義したスケジュールでファイルリスナを実行しない場合は、手動でファイルリスナを開始または停止できます。
ファイルリスナの実行時間としてスケジュール設定した開始時刻から終了時刻までの間、ファイルリスナは定義した場所でファイルをリスニングします。
ファイルリスナを手動で開始および停止する場合は、ファイルリスナの次の動作を考慮します。
- •ファイルリスナを、スケジュール済みの実行より前に開始した場合を考えます。手動でトリガされたファイルリスナは、スケジュール済みの実行の開始時刻に実行および停止します。
- •ファイルリスナを、スケジュール済みの実行の終了時刻より後に開始した場合を考えます。ファイルリスナは1回実行して停止します。
- •ファイルリスナが実行スケジュールに基づいてすでに実行されている場合、ファイルリスナを開始する事は出来ません。
- •エージェントのバージョンがアップグレードされると、ファイルリスナは自動的に新しいエージェントのバージョンに送信され、古いバージョンは停止します。
- •一時的なネットワークの中断など、エージェントが失敗した場合、エージェントが再起動すると、ファイルリスナが自動的にエージェントに送信されます。エージェントが失敗したときに送信されたArrive、Update、Deleteなどのイベントは、エージェントの再起動時にファイルリスナから通知されます。
- •実行中の既存のファイルリスナを停止した場合を考えます。ファイルリスナは、その実行に対してファイルのリスニングを停止します。ファイルリスナが手動で開始されない限り、次のスケジュール時刻に新しい実行が開始されます。
- •ファイルリスナが無効になっている場合、タスクに関連付けられていない場合、または関連付けられているSecure Agentがダウンしている場合、ファイルリスナは起動に失敗します。
- •到着、更新、削除などのファイルイベントの数がイベントの最大制限(10,000ファイル)を超えると、ファイルリスナの起動が失敗します。
ファイルリスナの開始および停止
[アクション]メニューを使用して、ファイルリスナコンポーネントの[編集]ページまたは[参照]ページからファイルリスナを開始および停止できます。ファイルリスナを手動で開始または停止するには、次の手順を実行します。
1[参照]ページで、1つ以上のファイルリスナを選択し、[アクション]メニューをクリックします。すべてのファイルリスナを開始する場合は、[参照]ページでファイルリスナアセットをフィルタリングし、[すべて選択]をクリックします。
[開始]ボタンと[停止]ボタンが有効になります。
ファイルリスナの開始に失敗した場合は、失敗の詳細を示すメッセージが表示されます。
2[開始]をクリックします。
ファイルリスナが設定を検証し、ファイルリスナの設定ルールで定義されているファイルのリスニングを開始します。
3[停止]をクリックしてファイルリスナを停止します。すべてのファイルリスナを停止する場合は、[参照]ページでファイルリスナアセットをフィルタリングし、[すべて選択]をクリックします。ファイルリスナの停止に失敗した場合は、失敗の詳細を示すメッセージが表示されます。