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階層マッパー

階層マッパーは、階層スキーマ(業界標準メッセージのスキーマなど)を別の階層スキーママッピングします。例えば、パーサーデータサービスのXML出力をターゲットXSDファイルにマッピングできます。
階層マッパーは、ソーススキーマとターゲットスキーマをロードします。文を使用して、ソーススキーマのソース要素をターゲットスキーマのターゲット要素にリンクします。文を生成するには、ソース要素をターゲット要素にドラッグするか、文を手動で作成します。文では、データを階層入力から階層出力に変換する方法を定義し、条件とフィルタを定義します。
例えば、顧客の請求書データをXML形式で表すソーススキーマをロードし、それを、XML形式で顧客の注文を表すターゲットスキーマにマッピングできます。文を使用して、顧客の注文を月ごとにグループ化し、連絡先情報と注文合計をマッピングできます。
データサービストランスフォーメーションで階層マッパーを使用して、階層入力を処理し、XMLドキュメントを別のXMLドキュメントに変換したり、JSONドキュメントを別のJSONドキュメントに変換したりするなど、異なる階層構造を使用する階層出力に変換できます。
次の図は、階層マッパーを示しています。
階層マッパーデザイナには、階層マッパーと文という2つのセクションがあります。階層マッパーには、ソーススキーマとターゲットスキーマが含まれています。ソーススキーマの要素は、マッピングを表す線を使用してターゲットスキーマの要素にリンクされます。マッピングは、デザイナの下部にある文に対応します。各文には、文の名前、文のタイプ、入力、出力など、文のプロパティが含まれます。
  1. 1階層マッパー。マッパーには、ソーススキーマとターゲットスキーマが表示されます。ソース要素をターゲット要素にドラッグすると、文を生成できます。また、要素にカーソルを合わせることで、そのXPath式をコピーしたり、要素のプロパティを表示したりすることもできます。
  2. 2文。文のプロパティを編集するか、新しい文を追加します。
階層マッパーを使用するには、次のタスクを実行します。
  1. 1必要に応じて、XMLドキュメントやJSONドキュメントなどの階層ドキュメントに基づいて階層スキーマを作成します。詳細については、「階層スキーマ」を参照してください。
  2. データサービスリポジトリのデータサービスを使用してソーススキーマとターゲットスキーマをロードする場合、階層スキーマを作成する必要はありません。階層マッパーにより、データサービスの階層スキーマが自動的に生成されます。
  3. 2階層マッパーを作成して、ソーススキーマをターゲットスキーマにマッピングします。
  4. 3マッピングを作成し、データサービストランスフォーメーションで階層マッパーを選択して、階層入力を処理し、階層出力に変換します。マッピング作成の詳細については、「マッピング」を参照してください。データサービストランスフォーメーションの詳細については、「トランスフォーメーション」を参照してください。