メッセージのプロパティ

メッセージング標準により、メッセージ構造で設定できる要素とプロパティを定義します。このセクションでは、各標準のプロパティについて説明します。

HIPAAメッセージプロパティ

HIPAAは、医療制度の管理上および財政的トランザクションの業界標準です。HIPAAはX12標準に準拠しています。

HIPAAメッセージでは、トランザクションセット、ループ、セグメント、コンポジット、およびデータ要素を使用します。

トランザクションセット

ループ

プロパティ	設定タイプ	説明
ID	グローバル	ループ識別子
繰り返し	位置	ループの繰り返し回数（例えば、1または2）。無制限の場合は、>1と入力します。

セグメント

プロパティ	設定タイプ	説明
ID	グローバル	セグメント識別子。
標準名	グローバル	セグメント名。
標準修飾子	グローバル	セグメントを修飾するデータ要素のインデックス。
使用率	位置	必須、オプション、条件付き、または使用されていない。
繰り返し	位置	セグメントの繰り返し回数（例えば、1または2）。無制限の場合は、>1と入力します。
業界名	位置	セグメントの業界標準の分かりやすい名前。

コンポジット

プロパティ	設定タイプ	説明
ID	グローバル	コンポジットプロパティ。
標準名	グローバル	コンポジット名。
使用率	位置	必須、オプション、条件付き、または使用されていない。
繰り返し	位置	コンポジットの繰り返し回数（例えば、1または2）。無制限の場合は、>1と入力します。

データ要素

HL7メッセージのプロパティ

HL7メッセージング標準は、医療サービス業界で使用されているHealth Level Sevenバージョン2.xメッセージング標準を実装しています。HL7標準は、世界中の病院医療情報システムに採用されています。

HL7メッセージは、セグメントグループ、セグメント、フィールド、コンポーネント、およびタイプを使用します。

メッセージ

セグメントグループ

プロパティ	設定タイプ	説明
ID	グローバル	セグメントグループの識別子。
使用方法	位置	必須またはオプション。
繰り返し	位置	セグメントの繰り返し回数（例えば、1または2）。無制限の場合は、>1と入力します。

セグメント

プロパティ	設定タイプ	説明
ID	グローバル	セグメント識別子。
説明	グローバル	セグメントの説明。
使用方法	位置	必須またはオプション。
繰り返し	位置	セグメントの繰り返し回数（例えば、1または2）。無制限の場合は、>1と入力します。

フィールド

プロパティ	設定タイプ	説明
ID	グローバル	フィールドの識別子。識別子は、通常、親要素のIDの後にインデックス番号が続く形式となります。
説明	グローバル	フィールドの説明。
タイプ	グローバル	フィールドのタイプ。
最大長	グローバル	データの最大長。
列挙	グローバル	許可されるデータ値のリスト。
使用方法	位置	必須またはオプション。
繰り返し	位置	セグメントの繰り返し回数（例えば、1または2）。無制限の場合は、>1と入力します。

コンポーネント

プロパティ	設定タイプ	説明
ID	グローバル	コンポーネントの識別子。識別子は、通常、親要素のIDの後にインデックス番号が続く形式となります。
説明	グローバル	コンポーネントの説明。
タイプ	グローバル	コンポーネントのタイプ。
使用方法	グローバル	必須またはオプション。

タイプ

プロパティ	設定タイプ	説明
ID	グローバル	タイプの識別子。
説明	グローバル	タイプの説明。