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インテリジェント構造モデルのトラブルシューティング

インテリジェント構造モデルを作成する際は、次のトラブルシューティングのヒントを参考にしてください。
構造が異なるファイルを使用するとデータを失う。
インテリジェント構造モデルが入力ファイルと一致しない場合、または入力ファイルと部分的にしか一致しない場合は、データを失う可能性があります。
例えば、computer IDcomputer IP addressaccess URLusernamepasswordaccess timestampという6つのデータフィールドを持つ行があるサンプルファイルのモデルを作成したとします。しかし、一部の入力ファイルには、8つのデータフィールド(computer IDcomputer namecomputer IP addresscountry of originaccess URLusernamepasswordaccess codeaccess timestamp)を持つ行があるとします。この場合、データが正しく識別されず、一部のデータは未確認データとして指定される場合があります。
他の入力ファイルと比べ、データタイプの数が多い、またはデータタイプの種類が違う入力ファイルがある場合、最善の結果を得るには、すべてのデータタイプを含むサンプルファイルを作成します。
Microsoft WordファイルまたはMicrosoft Excelファイルのデータが解析されない。
インテリジェント構造検出は、Microsoft WordファイルまたはMicrosoft Excelファイルに基づくモデルを作成すると、構造化されていないデータを未解析ノードとして検出し、そのノードをモデル構造や出力から除外する場合があります。例えば、ファイルにフリーテキストが含まれる場合などです。除外されたノードを構造に含めるようにモデルを編集することができます。詳細については、ノードの編集を参照してください。
PDF形式のデータがモデル化または解析されない。
インテリジェント構造モデルは、PDFフォームのフィールド内にあるデータを解析します。PDFフォームにフィールドが含まれていることを確認してください。
エラー: サポートされないフィールド名が原因でデータを失う場合がある。
異なる要素に重複する名前を使用しないでください。
Big Data Management 10.2.1を使用する場合は、出力グループの名前がInformatica Developerの命名規則に従っていることを確認してください。要素名は英字(A-Z、a-z)、数字(0-9)、アンダースコアのみで構成する必要があります。予約済みの論理名は使用せず、要素名の先頭には数字を指定しないでください。
Big Data ManagementまたはData Engineering Integrationの新しいバージョンでは、インテリジェント構造検出は要素名の特殊文字をアンダースコアに置き換え、数字で始まる要素名の前と論理名として予約されている要素名の前にアンダースコアを挿入します。
Unionデータを含むサンプルORCファイルに基づいてモデルを作成しようとすると、モデルの作成に失敗します
インテリジェント構造検出は、ORC入力のUnionデータ型を処理しません。モデルのベースとなるUnionデータを含まないファイルを選択します。