スケジュール
タスクは、手動で実行するか、またはスケジュールを使用して、時間単位、日次、週単位などの特定の時間または間隔で実行できます。
スケジュールを使用するには、タスクを設定するときにタスクをスケジュールに関連付けます。既存のスケジュールを使用することも、新規のスケジュールを作成することもできます。スケジュールを作成する場合は、タスクの設定時にタスクの[スケジュール]または[ランタイムオプション]ページからスケジュールを作成できます。
スケジュールを作成するときは、日付と時刻を指定します。12:00AMから11:55PMの間の任意の時間に関連付けられたアセットを実行するようにスケジュールを構成できます。Informatica Intelligent Cloud Servicesによって開始時刻、終了時刻、その他のすべての時間構成に小さなスケジュールオフセットが追加されることがあります。その結果、スケジュールされたタスクとタスクフローは、予想よりも後で開始される場合があります。たとえば、正午まで1時間ごとに実行するようにスケジュールを設定し、組織のスケジュールオフセットが10秒であるとします。Informatica Intelligent Cloud Servicesでは、スケジュールの終了時刻が午後12:00:10に延長されます。1時間ごとの最後のタスクまたはタスクフローは午後12:00:10に開始されます。組織のスケジュールオフセットについては、[スケジュールオフセット]組織プロパティを確認してください。
[モニタ]のモニタページからスケジュールされたタスクを監視することができます。スケジュールされたタスクは、[マイジョブ]ページには表示されません。
スケジュールを含むタスクをコピーする場合、そのスケジュールは新しいタスクに関連付けられません。スケジュールを新しいタスクに関連付けるには、タスクを編集します。
タスクをタスク実行中にスケジュールから削除しても、ジョブは完了します。データ統合では、スケジュールに関連付けられた追加の実行が取り消されます。
繰り返し頻度
繰り返し頻度では、タスクを実行する頻度を決定します。繰り返し頻度は、N分ごと、毎時、毎日、毎週、隔週、または毎月に設定できます。
以下の表に、繰り返し頻度のオプションを示します。
オプション | 説明 |
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繰り返さない | タスクをスケジュールどおりに実行しますが、繰り返しません。 |
N分ごと | 指定した時間(分単位)に基づく間隔でタスクを実行します。以下のオプションを設定することができます。 - - 繰り返し頻度。頻度を分単位で選択します。オプションは、5、10、15、20、30、45です。
- - 日。タスクを実行する曜日。1つ以上の曜日を選択できます。
- - 時間範囲。タスクを開始する時間。[終日]を選択するか、時間範囲を設定します。時間範囲は00時00分から23時55分で設定できます。
- - 繰り返しオプション。タスクを実行する日の範囲。[無期限に繰り返す]を選択するか、終了日時を設定できます。
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n時間ごと | スケジュールの開始時刻に基づき、タスクを1時間間隔で実行します。 以下のオプションを設定することができます。 - - 繰り返し頻度。頻度を時間単位で選択します。オプションは、1、2、3、4、6、8、12です。
- - 日。タスクを実行する曜日。1つ以上の曜日を選択できます。
- - 時間範囲。タスクを開始する時間。[終日]を選択するか、時間範囲を設定します。時間範囲は00時00分から23時55分で設定できます。
- - 繰り返しオプション。タスクを実行する日の範囲。[無期限に繰り返す]を選択するか、終了日時を設定できます。
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日次 | 毎日スケジュールで設定した開始時刻にタスクを実行します。 以下のオプションを設定することができます。 - - 繰り返し頻度。タスクを実行する頻度。[毎日]または[すべての平日]を選択します。
- - 繰り返しオプション。タスクを実行する日の範囲。[無期限に繰り返す]を選択するか、終了日時を設定できます。
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週次 | スケジュールの開始時刻に基づき、1週間間隔でタスクを実行します。 以下のオプションを設定することができます。 - - 日。タスクを実行する曜日。1つ以上の曜日を選択できます。
- - 繰り返しオプション。タスクを実行する日の範囲。[無期限に繰り返す]を選択するか、終了日時を設定できます。
曜日を指定しない場合、タスクは開始日と同じ曜日に定期的に実行されます。 |
隔週 | スケジュールの開始時刻に基づき、タスクを2週間隔で実行します。 以下のオプションを設定することができます。 - - 日。タスクを実行する曜日。1つ以上の曜日を選択できます。少なくとも1つの日を選択する必要があります。
- - 繰り返しオプション。タスクを実行する日の範囲。[無期限に繰り返す]を選択するか、終了日時を設定できます。
午後5:00に開始する隔週スケジュールを火曜日に設定し、タスクを2週間隔で月曜日に実行する場合、このスケジュールのタスク実行は次の月曜日に開始します。 |
月次 | スケジュールの開始時刻に基づき、1カ月間隔でタスクを実行します。 以下のオプションを設定することができます。 - - 日付。タスクを実行する日付。次のいずれかのオプションを設定できます。
- 1~28の間で正確な日付を選択します。月の後半のある曜日にタスクを実行する場合は、<n> <day of the week>オプションを使用します。 - <n> <day of the week>を選択します。<n>のオプションは、[第1]、[第2]、[第3]、[第4]、[最終]です。<day of the week>のオプションは、[日]、[日曜日]-[土曜日]です。 ヒント: [日付]オプションでは、月の初日または最終日にタスクを実行するように設定できます。 - - 繰り返しオプション。タスクを実行する日の範囲。[無期限に繰り返す]を選択するか、終了日時を設定できます。
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タイムゾーンとスケジュール
Informatica Intelligent Cloud Servicesは、時間を世界協定時刻(UTC)で保存します。ログインすると、Informatica Intelligent Cloud Servicesで時間が変換され、ユーザープロファイルに関連付けられたタイムゾーンで表示されます。
スケジュールを作成するときに、使用するスケジューラのタイムゾーン選択します。自分のタイムゾーンまたは組織のタイムゾーンとは異なるタイムゾーンを選択できます。
夏時間への移行とスケジュール
Informatica Intelligent Cloud Servicesは、隔週のタスクを除くすべてのタスクに夏時間の変更を適用します。
夏時間を有効にすると、午前2時00分 – 午前2時59分に実行するようにスケジュールされたタスクは、時刻が午前2時00分から午前3時00分に変更される日は実行されません。タスクが隔週で午前2時に実行するようにスケジュールされている場合は、時刻が変更される日の午前3時にそのタスクが実行され、次回は午前2時に実行されます。
夏時間により、標準時が開始されるときに午前1時00分 – 午前1時59分に実行するようにスケジュールされたタスクが再実行されることはありません。例えば、毎日午前1時半に実行するようにスケジュールされたタスクがあるとします。時刻が午前2時から午前1時に変更されても、このタスクが午前1時半に再実行されることはありません。
ヒント: Informatica Intelligent Cloud Servicesで午前2時前後の時刻変更時にスケジュールされた実行がスキップされないようにするため、午前12:59から午前3:01の間はジョブの実行をスケジュールしないでください。
スケジュールの作成
タスクまたはリニアタスクフローを設定するときに、データ統合でスケジュールを作成できます。適切な権限がある場合は、管理者でスケジュールを作成することもできます。
タスクまたはリニアタスクフローの設定時に、データ統合から[スケジュール]ページにアクセスしてスケジュールを作成する方法を以下に示します。
1[このタスクは指定したスケジュールを使用する]を選択し、[新規]をクリックします。
2以下のプロパティを設定します。
プロパティ | 説明 |
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スケジュール名 | スケジュールの名前。 各スケジュール名は組織内で一意である必要があります。スケジュール名には、英数字、スペース、および次の特殊文字を含めることができます。_ .+ - 最大長は100文字です。スケジュール名では大文字と小文字が区別されません。 |
説明 | スケジュールの説明。 最大長は255文字です。 |
開始 | スケジュールが有効になる日付と時刻。 日付の形式はMM/DD/YYYYです。時刻は24時間形式です。 [カレンダー]ボタンをクリックし、開始日付を選択します。開始日時は、一定間隔で繰り返すタスクおよびタスクフロージョブの繰り返し頻度に影響することがあります。 例えば、開始日が11月10日で、繰り返し頻度が毎月の場合、スケジュールは毎月10日に関連付けられたアセットを実行します。開始時刻を3時10分、繰り返し頻度を1時間にした場合、アセットは毎時10分に実行されます。 デフォルトは、スケジュールを作成するユーザーの現在の日付、現在の時刻、およびタイムゾーンです。 |
タイムゾーン | 使用するスケジュールのタイムゾーンを選択します。タイムゾーンは、組織のタイムゾーンやユーザーのタイムゾーンとは異なるものにすることができます。 |
繰り返す | スケジュールの繰り返し頻度。次のいずれかのオプションを選択します。 - - 繰り返さない
- - N分ごと
- - n時間ごと
- - 日次
- - 週次
- - 月次
デフォルトは[繰り返さない]です。 |
3[保存]をクリックしてスケジュールを保存し、タスクの設定ページに戻ります。
スケジュールに従ったタスクの実行
タスクの設定時に、[スケジュール]または[ランタイムオプション]ページでタスクをスケジュールに関連付けます。既存のスケジュールを使用することも、スケジュールを新規作成することもできます。
1[このタスクは指定したスケジュールを使用する]を選択します。
2既存のスケジュールを使用するか、新しいスケジュールを作成するかを指定するには、次のいずれかのタスクを実行します。
- - 既存のスケジュールを使用するには、使用するスケジュールを選択します。
- - タスクで使用するスケジュールを作成するには、[新規]をクリックし、スケジュールのプロパティを設定します。スケジュールの作成に関する詳細については、管理者ヘルプを参照してください。
3[保存]をクリックします。