2番目のソース
データ転送タスクを設定する際には、ルックアップソースとして使用する2番目のソースを追加できます。[2番目のソース]ページでルックアップソースを設定します。
タスクは、指定されたルックアップ条件に基づいてルックアップソースをクエリし、ルックアップの結果をターゲットに返します。
ルックアップソースからの関連する値でソースデータを拡張する場合は、2番目のソースを選択します。例えば、ソースは顧客IDフィールドを含むオーダーテーブルだとします。ルックアップソースから顧客の名前と住所を取得して、それらをターゲットオブジェクトに含めることができます。タスクによって、ルックアップソースからすべてのフィールドが返されます。
パフォーマンスを最適化するために、タスクはルックアップソースをキャッシュします。キャッシュは静的なままであり、タスクの実行時に変更されません。タスクによって、タスクの完了後にキャッシュファイルが削除されます。
ルックアップソースのデータをプレビューできます。プレビューは最初の10行を返します。行をアルファベット順に表示するには、[フィールドをアルファベット順に表示]を選択します。データ統合では、実際のソースの行の順序は変更されません。プレビュー結果をCSVファイルにダウンロードすることもできます。
ターゲットに書き込む前に、両方のソースからのデータをフィルタすることもできます。
ルックアップ条件
ルックアップソースとして使用する2番目のソースを選択するときは、1つ以上のルックアップ条件を設定する必要があります。
ルックアップ条件では、ルックアップによってルックアップソースから値をいつ返すかを定義します。ルックアップ条件を設定するときは、元のソースの1つ以上のフィールドの値をルックアップソースの値と比較します。
ルックアップ条件には、元のソースの受信フィールド、ルックアップソースのフィールド、演算子が含まれます。名前の競合の可能性を回避するために、データ転送タスクはプレフィックスSRC_を元のソースのフィールドに付けます。これにより、元のソースのフィールドの名前が競合する場合、タスクはプレフィックスIN_SRC_を元のソースのフィールドに付けます。
例えば、元のソースにCustIDフィールドが含まれ、ルックアップソースにCustomerIDフィールドが含まれ、顧客IDが一致したときにルックアップソースから値を返したい場合は、次のルックアップ条件を設定できます。
ルックアップフィールド | 演算子 | 受信フィールド |
---|
CustomerID | 次の値に等しい | SRC_CustID |
ルックアップ条件では次の演算子を使用できます。
- •次の値に等しい
- •次の値に等しくない
- •次の値より小さい
- •次の値以下
- •次の値より大きい
- •次の値以上
複数の条件を入力すると、タスクにより、AND論理演算子が使用されてルックアップ条件が評価されて、条件が結合されます。返されるのは、すべてのルックアップ条件と一致する行です。
複数の条件を含めるときは、パフォーマンスを最適化するため、次の順序で条件を入力してください。
- 1次の値に等しい
- 2次の値より小さい、次の値以下、次の値より大きい、次の値以上
- 3Not Equals
ルックアップ条件ではNULL値が照合されます。入力フィールドがNULLであるとき、タスクでは、ルックアップのNULL値と等しいNULLが評価されます。
ルックアップ条件に複数の一致がある場合、タスクは任意の行を返します。
2番目のソースフィルタ
フィルタ条件を適用して、結合されたデータをフィルタできます。
次のタイプのフィルタを設定できます。
- 簡易
- フィルタ条件を設定する際には、ソースフィールドを選択し、フィルタに使用する演算子と値を設定します。どちらのソースからもフィールドを選択できます。元のソースのフィールドに文字SRC_またはIN_SRC_のプレフィックスが付けられます。
- 複数のフィルタ条件を定義すると、タスクによって、指定した順番で条件が評価されます。マッピング設定タスクは、AND論理演算子を使用して各フィルタ条件を評価し、条件を結合します。返されるのは、すべてのフィルタ条件と一致する行です。
- 詳細
- 式エディタを使用してフィルタ式を作成します。すべてのフィルタを含む1つの式を入力します。式では、ソースフィールドと組み込み関数を使用できます。
- 詳細フィルタの詳細については、詳細データフィルタを参照してください。