ターゲットタスクの操作
ターゲットで実行するタスク操作を選択することができます。
ターゲットがソースと同じ場合に実行できるのは、更新操作のみです。
ターゲットがソースと異なる場合、次のタスク操作を選択できます。
- 挿入
- 既存のターゲットデータを無視してソースデータを挿入します。
- 更新
- ソースデータに基づいてターゲットの場所にあるデータを更新します。
- 更新/挿入
- 既存のターゲットデータを更新します。ターゲットにデータが存在しない場合、マスキングタスクはデータを挿入します。
部分的なサンドボックスに対しては、更新、更新/挿入、および挿入の各操作を実行できます。インプレースマスキングタスクを実行するときには、更新操作を実行できます。ターゲットがソースと異なる場合は、挿入操作と更新/挿入操作を実行できます。
インプレースマスキング
インプレースマスキングでは、ソースと同じターゲットを選択します。
マスキングタスクを設定するときには、インプレースマスキングを使用し、マスキングタスクがデータを読み取るのと同じシステム内のデータをマスクできます。インプレースマスキングを選択した場合、ターゲットでは更新操作を実行できますが、挿入操作と更新/挿入操作は実行できません。Salesforce接続を選択した場合、単一のソースオブジェクトにデータフィルタを適用できます。
マスキングタスクでインプレースマスキングを選択すると、そのタスクではリレーション調整用のカスタムフィールドまたは外部IDは作成されません。
部分サンドボックスの更新
ターゲットサンドボックスのレコードIDがプロダクションまたはソースレコードIDと一致する場合、部分的なサンドボックスを更新することができます。
Salesforceは、外部ID値に基づいてデータを更新/挿入します。マスキングタスクは、タスクの設定時にターゲットに外部IDのフィールドを作成します。外部IDフィールドが空の場合、Salesforceは重複レコードを作成します。更新/挿入操作のためにターゲットの重複レコードを回避するには、マスキングタスクが作成する外部IDが必要です。部分的なサンドボックスを更新すると、外部IDをロードして更新/挿入操作を実行することができます。
最初に部分的なサンドボックスを更新して外部IDを追加し、ターゲットの既存レコードの外部ID値を更新することができます。レコードの更新または挿入を行うには、更新/挿入操作を使用してタスクを実行します。
フィールドの更新
マスキングタスクでメタデータを変更するときには、いつでもフィールドを更新できます。
メタデータを更新するには、[ターゲット]ページ上の[フィールドの更新]をクリックします。
マスキングタスクで以下のフィールドを変更するときには、メタデータを更新できます。
- •接続プロパティ
- •ソースオブジェクト
- •Salesforceソース内のメタデータ
- •Salesforceターゲット内のメタデータ
検証レポート
タスクを実行する前に検証レポートを表示できます。
[ターゲット]ページの[検証レポート]をクリックすると、マスキングタスクは、フィールドがソースとターゲットに表示されるかどうか、およびスキーマが正しいかどうかを検証した後で検証レポートを作成します。検証レポートは、プレーンなASCIIテキスト形式です。
検証レポートには、必須のリレーション、フィールド、およびソースとターゲットの間でのフィールドとリレーションの不一致が表示されます。レポートには、修正が必要な、ソースでは使用できない必須フィールドが表示されます。必須ではないフィールドまたはリレーションが、ソースまたはターゲットにない場合、レポートには警告メッセージが表示されます。
検証レポートには、以下のフィールドが含まれます。
- オブジェクト名
- ソースまたはターゲットオブジェクトの名前。
- フィールド名
- ソースまたはターゲットオブジェクトにあるフィールドの名前。
- データ型
- フィールドのデータ型。
- リレーション
- ソースまたはターゲットに存在しないリレーション。