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オブジェクトが3つある場合のデータサブセットの使用事例

タスクで、Account、Case、Contactというオブジェクトを選択したとします。Accountは親オブジェクトであり、CaseとContactはAccountの子オブジェクトです。Contactオブジェクトは、Caseオブジェクトの親でもあります。AccountオブジェクトとCaseオブジェクトの間には、マルチパスのリレーションがあります。
タスクは、デフォルトパスを使用してレコードを選択します。レコードを選択するためのパスを設定することもできます。

例1.デフォルトパス

次の図は、タスクが選択するデフォルトパスを示しています。
この図は、Accountオブジェクト、Caseオブジェクト、Contactオブジェクト、および選択した子レコードを設定しない場合にタスクがトラバースするパスを示しています。
選択したデフォルトパスに基づき、タスクはまずCaseオブジェクトに直接トラバースしてから、Contactオブジェクトにトラバースします。
Account NameがBank of New Yorkというフィルタを適用すると、タスクはデフォルトの最小パスであるAccount -> Caseをマークし、グラフ全体をトラバースします。タスクは、AccountオブジェクトからBank of New Yorkアカウントを選択し、その後AccountIDに基づいて、Caseオブジェクト内の対応する2つのレコードをマークします。タスクはContactオブジェクトにトラバースし、ContactIDに基づいて、対応するレコードを選択します。参照整合性を維持するため、タスクは、追加アカウントであるAccentureをAccountオブジェクトから選択します。

例2.設定パス

次の図は、設定するパスを示します。
この図は、Accountオブジェクト、Caseオブジェクト、Contactオブジェクト、および選択した子レコードを設定する際にタスクがトラバースするパスを示しています。
ContactからAccount、およびCaseからAccountへのパスを選択するように設定する場合、タスクはまずContactオブジェクトに向かってトラバースし、続いてCaseオブジェクトに向かってトラバースします。
Account NameがBank of New Yorkという条件のフィルタを適用すると、タスクは、AccountIDに基づいて、Contactオブジェクト内の対応するContactIDをマークします。Contactオブジェクト内の選択したContactIDについて、タスクはCaseオブジェクト内の対応するCase IDをマークします。