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マスキングタスクの設定

マスキングタスクを設定すると、データマスキングをソースに適用し、データサブセットを作成できます。
マスキングタスクを設定するには、次の手順を実行します。
  1. 1マスキングタスクを定義します。
  2. 2ソースを設定します。
  3. 3ターゲットを設定します。
  4. 4データサブセットを設定します。
  5. 5データマスキングルールを定義します。
  6. 6マスキングタスクをスケジュールします。
マスキングタスクを設定すると、必要なすべてのプロパティを入力した後で作業を保存できます。以下のいずれかのオプションを選択することができます。

前提条件

マスキングタスクを設定する前に、以下のタスクを実行します。

手順1.マスキングタスクを定義します。

マスキングタスクを作成します。
    1データ統合を開いて、[新規]をクリックして[新しいアセット]ウィンドウを開きます。
    2[タスク] > [マスキングタスク]を選択します。
    3[作成]をクリックします。
    新しいタスクウィンドウが[定義]ページで開きます。
    4マスキングタスクの名前とオプションの説明を入力します。
    5[参照]をクリックし、プロジェクトまたはフォルダの場所を選択してタスクを保存します。
    6[次へ]をクリックします。
    [ソース]ページが開きます。

手順2.ソースを設定します

ソースを設定するには、[ソース]ページで接続を選択します。選択した接続を編集できます。または、別の接続を作成することもできます。
    1[ソース]ページで、接続のリストから接続を選択します。
    ソースにはプライマリキーが必要です。
    2オプション。接続を編集するか別の接続を作成します。
    3単一のソースオブジェクトまたは複数のソースオブジェクトを選択します。
    ソースオブジェクトのリストが表示されます。
    注: 更新できないオブジェクトはソースオブジェクトのリストに表示されません。例えば、タイプがisSfIdLookup()isCreateable()isupdateable()、またはisreferenced()のオブジェクトは更新できません。循環リレーションを持つオブジェクトは更新できません。例えば、ユーザーオブジェクト、プロファイルオブジェクト、コミュニティオブジェクト、アイデアオブジェクトは更新できません。
    4複数のソースオブジェクトを選択した場合、次の手順を実行します。
    1. a[追加]をクリックします。
    2. [ソースオブジェクトの選択]ダイアログボックスが表示され、オブジェクトのリストが示されます。
    3. bソースオブジェクトを選択し、[選択]をクリックします。
    4. c追加されたオブジェクトを選択し、[追加]をクリックします。
    5. [関連オブジェクトの選択]ダイアログボックスが表示されます。
    6. dソースオブジェクトに含める関連する親オブジェクト、子オブジェクト、または自己参照オブジェクトを選択します。オブジェクトは、選択したオブジェクトのリストに移動します。
    7. e関連オブジェクトを追加するには、[選択]をクリックします。
    8. DOT形式でスキーマグラフを表示してダウンロードし、関連オブジェクト間のリレーションを表示できます。
    5[次へ]をクリックします。
    [ターゲット]ページが開きます。

手順3.ターゲットを設定します

ターゲットを設定するには、[ターゲット]ページで接続を選択します。ターゲットの接続タイプは、ソースの接続タイプと同じでなければなりません。
    1[ターゲット]ページでは、インプレースマスキングを実行したり、または編集済みのデータを別の場所に保存したりできます。
    ターゲットオブジェクトはソースと同じです。
    2オプション。接続を編集したり、別の接続を作成したりできます。
    3[タスク操作]リストから、実行する操作を選択します。
    部分的なサンドボックスでは、更新、更新/挿入、および挿入の各操作を実行できます。インプレースマスキングタスクを実行するときには、更新操作を実行できます。ターゲットがソースと異なる場合は、挿入操作と更新/挿入操作を実行できます。
    4ターゲットレコードにリンクできるターゲットフィールドを選択します。リストから既存の外部ID、カスタムフィールド、または一意のフィールドを選択するか、あるいは別のターゲットフィールドを作成します。別のターゲットフィールドを作成するには、[作成]をクリックします。ターゲットフィールドを追加するには、[作成]をクリックします。
    ターゲットフィールドの詳細およびエラーや警告を表示できます。外部IDを保存すると、別の更新/挿入操作を実行できます。
    5ソースオブジェクトまたはソース接続のプロパティを変更する場合は、[フィールドの更新]をクリックします。
    6ソースフィールドとターゲットフィールドを検証する場合は、[検証レポート]をクリックします。
    7[次へ]をクリックします。
    [データフィルタ]ページが開きます。

手順4.データサブセットを設定します

サブセット操作を設定するには、[データフィルタ]ページで[データフィルタ]オプションと[リレーション動作]オプションを使用します。データサブセットを作成しない場合は、この手順を省略します。
    1[データフィルタ]ページで、[新規]をクリックしてデータフィルタを作成します。
    タスク内の単一オブジェクトにフィルタを適用できます。
    注: 更新できないフィールドはフィルタに表示されません。次のフィールドタイプにはフィルタを適用できません: TEXTAREA (RICH)TEXTAREA (RICH)、およびTEXT ENCRYPTED
    2子リレーションを設定するには、[設定]をクリックします。
    [リレーション動作の設定]ダイアログボックスが表示されます。
    3サブセットに含める子レコードを有効にします。
    4[保存]をクリックします。
    [結合操作]には、サブセットの作成に必要な結合操作の数が表示されます。DOT形式でスキーマグラフを表示してダウンロードし、オブジェクト間のリレーションを表示できます。
    5オプション。[表示]をクリックすると、複数のオブジェクトを持つタスクがデータサブセットの作成に必要なオブジェクトを選択する順序が表示されます。
    6[次へ]をクリックします。
    [マスキング]ページが開きます。

手順5.データマスキングルールを定義します

[マスキング]ページでオブジェクトを選択し、ターゲットの各フィールドに割り当てるマスキングルールを選択します。
    1[マスキング]ページで、ソースオブジェクトを選択してフィールドを表示します。
    このタスクで、共通フィールドと、入力されていない必須フィールドが示されます。
    2ソースオブジェクト内のあるフィールドについての情報を確認するには、[ステータス]をクリックします。
    フィールドのデータ型により、そのフィールドに適用できるマスキングルールが決まります。マスクできないフィールドにはマスキングルールリストが表示されません。
    3マスキングルールでディクショナリを使用する場合、または一意の置換マスキングを設定する場合は、[接続の設定]をクリックして、リレーショナルディクショナリかフラットファイルディクショナリまたはストレージ接続をタスクに追加します。
    タスクにストレージ接続が含まれていない場合、[一意]のオプションは表示されません。マスキングタスクにディクショナリを追加しない限り、ルールでディクショナリを選択することはできません。
    4共通フィールドにルールを割り当てるには、[マスキングルール]リストでルールを選択します。
    選択するルールが追加のパラメータを必要とする場合は、そのルールの横に[設定]ボタンが表示されます。
    5マスキングルールプロパティを設定するには、[設定]をクリックします。
    プロパティはマスキングルールごとに異なるものを設定できます。
    6マスキングルールプロパティを設定し、[保存]をクリックします。
    マップレットルールを選択するときには、そのマップレットの入力フィールドと出力フィールドを設定する必要があります。
    7フィールドにデフォルトのマスキングルールを割り当てるには、[デフォルトの割り当て]をクリックします。マスキングルールの割り当てをクリアするには、[割り当てのクリア]をクリックします。
    8ソースに存在しない必須フィールドを確認して、それらの必須フィールドに式を設定するには、[入力されていない必須フィールド]をクリックします。
    9[アクション]カラムで[式の設定]をクリックし、式ビルダーに式を入力します。[OK]をクリックします。
    10すべてのフィールドのマスキングルールを設定したら、[次へ]をクリックします。
    [スケジュール]ページが開きます。

手順6.マスキングタスクをスケジュールします

マスキングページから、マスキングタスクを実行するときに設定します。
マスキングタスクは、手動で実行することもスケジュールすることもできます。マスキングタスクは、特定の時間に実行されるようにスケジュールすることも、指定した時間間隔で実行されるようにスケジュールすることもできます。

マスキングタスクの即時実行

マスキングタスクはスケジュール設定しなくても実行できます。
    1[エクスプローラ]をクリックして[エクスプローラ]ページを開きます。
    2[エクスプローラ]リストのプロジェクトまたはアセットごとに参照します。
    [アセット]を選択して、すべてのアセットのリストを表示します。[プロジェクト]を選択して、すべてのプロジェクトのリストを表示します。次に、プロジェクトを選択すると、プロジェクト内のアセットを表示できます。
    3タスクは、次のいずれかの方法で手動実行できます。
    [マイジョブ]ページでは、ジョブの進捗状況とステータスを表示できます。また、Monitorモニタまたは[実行中のジョブ]ページからジョブを表示および管理できます。

マスキングタスクのスケジュール

マスキングページから、マスキングタスクを実行するときに設定します。
    1[スケジュール]ページで、スケジュールに従ってマスキングタスクを実行するか、スケジュール設定なしで手動で実行するかを選択します。
    2スケジュールでタスクを実行する場合は、リストからスケジュールを選択するか、[新規]をクリックして新しいスケジュールを作成します。
    3マスキングタスクを実行するには、タスクを実行するSecure Agentを含むランタイム環境を選択します。
    注: クラウドランタイム環境を使用してマスキングタスクを実行することはできません。
    4必要に応じて、タスクをサーバーレスランタイム環境で実行する場合は、サーバーレス使用プロパティを設定します。
    5複数のソースオブジェクトを選択した場合、データサブセットオプションを設定します。データサブセット操作を実行するステージング接続を選択します。ステージング接続を設定し、ステージングデータベースサービスを開始します。
    6必要に応じて、タスクにエラー行がある場合でもステージングテーブルを削除するには、[ステージングテーブルの削除]を選択します。
    7電子メール通知オプションを選択します。
    8必要に応じて詳細オプションを設定します。
    9APIバージョンが32.0以上の場合、必要に応じて詳細Salesforceオプションを設定します。
    10[保存]をクリックして保存し、タスクを開いたままにするか、[完了]をクリックして保存し、タスクを閉じます。