データマスキングのディクショナリファイル
マスキングタスクでは、組み込みのディクショナリファイルまたは作成したカスタムディクショナリを使用します。置換マスキング操作を設定する際は、代替値が含まれるディクショナリを選択します。マスキングタスクでは、選択したディクショナリファイルでルックアップを実行し、ソースデータをディクショナリのデータに置き換えます。
ランタイム環境でSecure Agentをインストールまたはアップグレードすると、マスキングタスクはディクショナリファイルをダウンロードして次の場所に保存します。
<Secure Agentのインストールディレクトリ>\apps\Data_Integration_Server\data
これらのファイルの編集や名前変更はできませんが、指定されたファイル構造内で内容を変更することはできます。
注: ディクショナリファイルのデータはテストデータです。
マスキングタスクは次のディクショナリファイルをダウンロードします。
- •informatica_mask_address.dic
- •informatica_mask_cc_american_express.dic
- •informatica_mask_cc_diners_club.dic
- •informatica_mask_cc_american_express.dic
- •informatica_mask_cc_diners_club.dic
- •informatica_mask_cc_discover.dic
- •informatica_mask_cc_jcb.dic
- •informatica_mask_cc_master_card.dic
- •informatica_mask_cc_visa.dic
- •informatica_mask_countries.dic
- •informatica_mask_email.dic
- •informatica_mask_female_first_names.dic
- •informatica_mask_first_names.dic
- •informatica_mask_job_position.dic
- •informatica_mask_last_names.dic
- •informatica_mask_male_first_names.dic
- •informatica_mask_states.dic
- •informatica_mask_streets.dic
- •informatica_mask_uk_ni.dic
- •informatica_mask_us_telephone.dic
- •informatica_mask_us_towns.dic
- •informatica_mask_us_ssn.dic
- •informatica_mask_us_zipcode.dic
- •dict.csv
- •defaultValue.xml
カスタムフラットファイルディクショナリを使用する場合は、フラットファイルディクショナリへの接続を追加する必要があります。ランタイム環境に複数のSecure Agentがある場合、カスタムディクショナリファイルを次の場所にコピーすることもできます。
<Secure Agentのインストールディレクトリ>\apps\Data_Integration_Server\data
フラットファイルは.txt、.dic、.csvなど、あらゆる形式で使用できます。フラットファイルディクショナリ内のフィールドの最大数に制限はありません。すべてのフィールドにはカラムヘッダーが必要であり、フィールドはカンマで区切る必要があります。ファイル内の構造には、カンマで区切られた連続番号と値を含める必要があります。ファイルには3つ以上のカラムを含めることができます。カスタムディクショナリで置換ルールを設定する際は、ディクショナリカラムを選択できます。英語以外の文字に対応するために、カスタムディクショナリで置換ルールを設定する際にフラットファイル接続から異なるコードページを使用できます。
次のテキストはクレジットカード番号のマスキングに使用できるフラットファイルディクショナリのサンプルです。
SNO, CC_JCB
1, 3500-0003-7382-2377
2, 3500-0092-0490-3652
3, 3500-0077-6261-9918
4, 3500-0039-3695-5973
5, 3500-0089-8551-0603
6, 3500-0064-5387-7207
7, 3500-0030-0361-1582
8, 3500-0042-8477-2366
また、リレーショナルディクショナリを使用して、カスタム置換マスキングを実行することもできます。ディクショナリテーブルを含むリレーショナルデータベースへの接続を作成します。マスキングタスクでディクショナリを使用するには、ディクショナリ接続をタスクに追加します。次に、マスキングルールで使用する必要なテーブルとカラムを選択します。