データの変換
選択したテーブルとカラムにトリムトランスフォーメーションを適用して、文字カラムの値の左または右のスペースを削除できます。また、データがターゲットに適用される前に、ソーステーブルから取得されたデータ行を除外するためのカラム条件を含む行レベルのフィルタルールを定義することもできます。さらに、アクセス管理トランスフォーメーションにより、データがターゲットに到達する前にフィルタリングやデータ保護を適用し、機密データを保護できます。
注: デプロイされたジョブのタスクで行レベルのフィルタを編集した場合、更新したフィルタを有効にするには、編集後にジョブを再デプロイする必要があります。
1[データの変換]ページで、トランスフォーメーションを割り当てるテーブルとカラムを選択します。
[検索]ボックスを使用して、テーブル名またはカラム名に基づいて項目を検索できます。[検索]ボックスの横にある[テーブル名]または[カラム]を選択し、ボックスに完全な名前または名前の一部を入力します。見つかった場合、リストされた項目の名前で文字列が強調表示されます。
2トリムトランスフォーメーションを追加するには、[トランスフォーメーションの追加](その横にある下向きの矢印ではありません)をクリックします。
注: トリムトランスフォーメーションと行レベルのフィルタは、同じテーブルとカラムに適用することができます。
[データの変換方法]ダイアログボックスが表示されます。
3+(新しい行の追加)アイコンをクリックして、行を追加します。次に、[トランスフォーメーションタイプ]リストで、次のいずれかのオプションを選択します。
- - 左側を切り詰め。文字カラム値の左側のスペースを切り詰めます。
- - 右側を切り詰め。文字カラム値の右側のスペースを切り詰めます。
- - 切り詰め。文字カラム値の左側と右側のスペースを切り詰めます。
[保存]アイコンをクリックして、エントリを追加します。
4[次へ]をクリックすると、[サマリ]タブに移動し、トランスフォーメーション設定を確認することができます。
5[サマリ]タブの設定が適切である場合は、[保存]をクリックして設定を保存し、最初の[データの変換]ページに戻ります。
6別のテーブルまたはテーブルのセットに別のトリムトランスフォーメーションタイプを追加するには、手順1から5を繰り返します。
最初の[データの変換]ページに戻ると、リストにトリムトランスフォーメーションが適用されたテーブルが表示されます。例:
ヒント: トランスフォーメーションの割り当ては、[データの変換]ページで削除することができます。不要なトランスフォーメーションを含むテーブルを選択し、[すべてクリア]をクリックします。
7テーブルとカラムに行レベルのフィルタを追加するには、テーブルを選択してから[トランスフォーメーションの追加]の横にある下矢印をクリックし、[行フィルタの追加]を選択します。
[行フィルタの追加]オプションは、Db2 for i、Db2 for LUW、Db2 for z/OS、Microsoft SQL Server、Oracle、SAP HANAソーステーブルでのみ使用できます。タスクは任意のロードタイプを使用できます。
[データをフィルタリングするための条件]ダイアログボックスが表示されます。
8フィルタ条件を適用するテーブルとフィルタのタイプを選択します。
- aフィルタを割り当てるテーブルを選択します。
- b以下のフィルタタイプのいずれか1つを選択してください。
デフォルトのオプションは[基本]です。
9[基本]フィルタを追加するには、次の手順を実行します。
- a+(新しい行の追加)アイコンをクリックして、行を追加します。
- b[カラム名]で、カラムを選択します。
行のフィルタリングでサポートされていないデータ型のカラムには、「サポートされていません」というマークが表示されます。
- c[演算子]で、値に使用する演算子のタイプを選択します。
- d[値]で、カラムのタイプに応じて値を選択するか入力します。次に、行の右端にある[保存}アイコンをクリックして条件を保存します。
例えば、次の図は、2つのカラムに設定された条件を含む基本フィルタを示しています。

次のテーブルに、フィルタリングでサポートされているそれぞれのカラムのデータ型に有効な値について説明します。
カラムのデータタイプ | 説明 |
|---|
INTEGER | 数値を入力してください。「+」と「-」は、数字の前に一度だけ使用することができます。値は、-2147483648~2147483647文字の範囲にする必要があります。 |
Long | 数値を入力してください。「+」と「-」は、数字の前に一度だけ使用することができます。値は、-9,223,372,036,854,775,808~9,223,372,036,854,775,807文字の範囲にする必要があります。 |
BIGINT | 数値を入力してください。「+」と「-」は、数字の前に一度だけ使用することができます。最大長は50桁です。 |
BIGDEC | 数値を入力してください。「+」と「-」は、数字の前に一度だけ使用することができます。10進数を使用することができます。最大長は50桁です。 |
STRING | テキストを入力します。 |
DATE | 日付ピッカーを使用して日付を選択します。 |
TIME | 値はHH:MM:SS.MSの形式で入力します(ミリ秒はオプションで、最大長は9桁です)。 例: 13:14:15.123456789 |
DATETIME | 日付ピッカーを使用して、日付と時刻を選択します。 |
OFFSET_DATETIME | 日付ピッカーを使用して、日付、時刻、およびタイムゾーンを選択します。 |
注: データベース取り込みとレプリケーションでは、BOOLEAN、BINARY、BLOB、CLOB、およびグラフィックカラムのデータ型はサポートされていません。
- e指定した条件の構文をテストするには、[検証]をクリックします。
- fテーブル内の同じカラムまたは別のカラムに別の基本条件を追加するには、手順aからeを繰り返します。
AND演算子は、複数の条件を組み合わせる場合に使用します。
- g変更を検証して保存するには、[保存]をクリックします。
- h基本フィルタ条件の定義が完了した後に、[OK]をクリックして[データの変換]ページに戻ります。
10ANDまたはOR演算子を使用して組み合わせた複数の条件で構成される[詳細]フィルタを定義するには、ボックスに条件を手動で入力します。
注: カラムに基本フィルタ条件を入力した後に詳細フィルタに切り替えた場合は、基本条件が表示されるため、その条件に追加を行うことで、より複雑なフィルタを作成することができます。
- a[カラム名]でカラムを選択し、「>」矢印をクリックします。
カラム名が[フィルタ条件]ボックスに表示されます。
注: 組み合わせロードタスクの場合は、CDC処理中に更新される可能性があるカラムを含めないようにしてください。カラムが更新されるとレプリケーションに適した状態ではなくなるため、予期しない結果が生じる可能性があります。この場合は、ジョブを再同期する必要があります。
- b[フィルタ条件]ボックスに、選択したカラムに対する1つ以上の条件を入力します。サポートされている構文と適切な演算子(カラムのデータ型に応じて異なる場合があります)を使用して、条件を手動で入力します。条件は丸括弧を使用してネストすることもできます。行レベルのフィルタリングの構文を参照してください。完了した後に、行の右端にある[保存]アイコンをクリックして詳細フィルタを保存します。
次のテーブルに、フィルタリングでサポートされているそれぞれのカラムのデータ型に有効な値について説明します。
カラムのデータタイプ | 説明 |
|---|
INTEGER | 数値を入力してください。「+」と「-」は、数字の前に一度だけ使用することができます。値は、-2147483648~2147483647文字の範囲にする必要があります。 |
Long | 数値を入力してください。「+」と「-」は、数字の前に一度だけ使用することができます。値は、-9,223,372,036,854,775,808~9,223,372,036,854,775,807文字の範囲にする必要があります。 |
BIGINT | 数値を入力します。「+」と「-」は、数字の前に一度だけ使用することができます。最大長は50桁です。 |
BIGDEC | 数値を入力してください。「+」と「-」は、数字の前に一度だけ使用することができます。10進数を使用することができます。最大長は50桁です。 |
STRING | 入力属性を一重引用符(')で囲んで入力します。 |
DATE | 値をYYYY-MM-DDの形式で入力します。入力属性を一重引用符(')で囲んで入力します。 |
TIME | 値をHH:MM:SS.MSの形式で入力します(ミリ秒(MS)はオプションで、最大長は9桁です)。入力属性を一重引用符(')で囲んで入力します。 例: 13:14:15.123456789 |
DATETIME | 以下の形式で日付と時刻を入力します。 YYYY-MM-DDTHH:MM:SS:MS 例: 2024-12-31T03:04:05.123456789 入力属性を一重引用符(')で囲んで入力します。 |
OFFSET_DATETIME | 日付、時刻、およびタイムゾーンを次の形式で入力します。 YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.MS+05:00 例: 2024-03-15T10:03:04.123456789+05:00 入力属性を一重引用符(')で囲んで入力します。 |
注:
- ▪ データベース取り込みとレプリケーションでは、BOOLEAN、BINARY、BLOB、CLOB、およびグラフィックカラムのデータ型はサポートされていません。
- ▪ すべての日付、時刻、および日時の値は、ソースの日付と時刻と照合されます。夏時間と標準時間の時間変更はサポートされていません。
- c指定した条件の構文をテストするには、[検証]をクリックします。
注: 詳細フィルタ条件を作成または編集した後に[詳細]フィルタタイプから[基本]フィルタタイプに切り替えると、保存を行った場合でも、フィルタ条件に対する変更内容はすべて削除されます。
- d変更を検証して保存するには[保存]をクリックし、[OK]をクリックして[データの変換]ページに戻ります。
注: タスクのデプロイ後に、フィルタに含まれるカラムを変更しないようにしてください。この操作を行うと、行レベルのフィルタリングが適切に機能しなくなる可能性があります。
[データの変換]ページの[フィルタ]カラムに、適用されたフィルタがハイパーリンクとして表示されます。リンクをクリックすると、選択したフィルタが編集モードで開きます。詳細フィルタが設定されたテーブルには、[フィルタ]カラムのフィルタ条件の横に[詳細]と表示されます。
11アクセス管理を設定するには、データアクセスポリシーを適用するテーブルを選択し、[トランスフォーメーションの追加]の横にある下矢印をクリックし、[アクセス管理]を選択します。
[アクセス管理]オプションはSQL Serverソーステーブルでのみ使用できます。
[アクセス管理]ダイアログボックスが表示されます。
12データアクセスポリシーを追加するには、次のフィールドを設定します。
フィールド | 説明 |
|---|
コンシューマ | データにアクセスするユーザーのロールは、データガバナンス&カタログ内で定義されています。このロールはデータベース取り込みとレプリケーションタスクのすべてのテーブルに適用されます。 |
使用率 | ユーザーがデータを使用する目的となる利用状況コンテキストを特定します。 ユーザーは、データガバナンス&カタログで使用状況コンテキストを作成および管理します。 |
一貫性シード | トランスフォーメーションがデータ要素の分類に適用するルールロジックを表す値を指定します。 一貫性シードにより、データ要素の分類に対するルールの動作が、すべてのタスクで同じ一貫性シード値、使用状況コンテキスト、およびユーザーに対して一貫性を持つようにします。例えば、姓の「Smith」を常に「Abcd」に置き換えるといったルールを設定することができます。 異なるアクセス管理トランスフォーメーション間で一貫性のあるトークン化が必要な場合は、他のアクセス管理トランスフォーメーションに同じ一貫性シードを挿入します。異なるアクセス管理トランスフォーメーション間で一貫したトークン化が必要ない場合は、一意のシードを生成します。 |
接続 | この接続で参照するデータベースからデータガバナンス&カタログスキャナでスキャンされた関連するデータカタログとデータアセットを取得するために使用する接続を定義します。デフォルトでは、これは設定済みのデータベース取り込みとレプリケーションタスクでソーステーブルにアクセスするために使用される接続と同じです。 |
カタログ | 接続で参照するデータベースからデータガバナンス&カタログスキャナでスキャンされたカタログのコレクション内にある特定のカタログを指定します。このカタログは、対応するデータアセットを特定する目的でソーステーブルと照合するために使用されます。デフォルトでは、直近でスキャンされたカタログが選択されます。 |
前のステップでアクセス管理トランスフォーメーション用に選択したすべてのテーブルに対して、デフォルトのデータアセットが表示されます。
デフォルトのデータアセットは、関連する接続とカタログを使用して、ソーステーブル名とカタログ化されたデータアセット名の完全一致を照合することで取得します。対応するデータアセットが見つからない場合、例えばソーステーブルがスキャンされていない場合や、データアセット名がソーステーブルと完全には一致していない場合、見つからないアセットは赤い縦線で示されます。[見つからないデータを表示]チェックボックスを選択して、対応するデータアセットがないソーステーブルのみをフィルタリングして表示できます。
[OK]をクリックすると、[データの変換]ページに戻ります。
[データの変換]ページの[アクセス管理]カラムには、各テーブルに対して選択したデータアセットがハイパーリンクとして表示されます。リンクをクリックすると、選択したデータアセットが編集モードで開きます。
[データの変換]ページで、右上隅にある[すべてクリア]ボタンをクリックすると、トリムトランスフォーメーション、行レベルのフィルタ、およびアクセス管理ポリシーを含むすべてのフィルタが、選択したテーブルから削除されます。
13完了した後に、[次に]をクリックします。
行レベルのフィルタリングの構文
データベース取り込みおよびレプリケーションタスクを定義するときに行レベルの詳細フィルタを作成する場合は、正しい構文を使用してフィルタ条件を入力してください。正しい構文を使用してフィルタ条件が入力されていない場合、フィルタの検証が失敗する可能性があります。
演算子
詳細フィルタでは、カラムのデータ型に応じて、条件内で次のような演算子を使用することができます。
演算子 | 説明 |
|---|
= | 等しい |
! = | 次の値に等しくない |
> | より大きい |
>= | 以上 |
< | より小さい |
<= | 以下 |
IS NULL | NULLを含む |
IS NOT NULL | NULLを含まない |
BETWEEN x AND y | x以上で、y以下 |
NOT BETWEEN %s AND %s | x未満で、yを超える |
LIKE | 文字列カラムのみの比較演算子。 例: LIKE '%06%7__' 。この条件は、06789、A06X789、AB06XY789"、"06X789、およびA06789の値と一致します。ただし、A06789Z、A0678、A6789、""の値とは一致しません。 |
NOT LIKE | 文字列カラムのみの比較演算子。 |
IN | オペランドが式のリストのいずれか1つと等しい場合はTrue |
NOT IN | オペランドが式のリストのいずれか1つと等しくない場合はTrue |
+ - / * | 加算、減算、除算、乗算の数値計算演算子 |
構文ルール
詳細フィルタでは、次の構文ルールとともに使用します。
- •string、date、time、datetime、offset_datetimeの値は一重引用符で囲みます。例: 'SomeName'
- •datetimeとoffset_datetimeの値には、日付と時刻の間に文字"T"を入力します。例: '2024-11-15T00:00:00.000000001'
データアクセスポリシーの概要
データアクセスポリシーがデータをフィルタリングして匿名化する方法について説明します。
注: アクセス管理は、組織でこの機能が有効になっている場合にのみ使用できます。この機能にアクセスするには、Informaticaグローバルカスタマサポートにお問い合わせください。
ユーザーが、データガバナンス&カタログのデータアクセス管理ページでデータアクセスポリシーを作成します。
データアクセスポリシーでは、データの全体的な有用性を維持しながら、データセット内の値を置換、変換、または編集することができます。データアクセスポリシーは、データの意図したユーザーや、ユーザーがソースデータに割り当てるメタデータ分類などの要因に基づいて、異なるマッピングで異なる値を保護することができます。データアクセスポリシーは、組織がEU一般データ保護規則(GDPR)やカリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)などのデータプライバシー規制に準拠するようにする場合に役立ちます。
データアクセスポリシーのルールにより、次の属性タイプに基づいて複数のデータフィルタを適用できます。
- •アセット期間
- •データ要素の用語
- •データ要素の分類
- •データエンティティの分類
- •オーダー使用状況コンテキスト
- •ユーザーグループ
アクセスポリシートランスフォーメーションは、次のようなタイプのデータアクセスポリシーを適用できます。
データフィルタポリシーは、データアセット内におけるユーザーのレコードへのアクセスを制限、フィルタリング、またはその他の方法で規制するデータフィルタルールのセットです。データフィルタルールは、データの行またはレコードへのアクセスを制御する定義済みのフィルタを適用することによってこれを実行します。
データフィルタルールでは、データ要素の分類とデータ型に基づき、指定された値と比較した標準演算子を使用してデータ要素を評価します。ルール条件が満たされると、後続の処理のために追加のフィルタフィールドにフラグが設定されます。
データ匿名化ポリシーは、定義済みのデータ保護をデータ要素の分類に適用するデータ匿名化ルールのセットです。データ要素の分類は、生年月日、国民ID、郵便番号などのデータのカテゴリを示すために、データアセット内のフィールドに適用される分類です。
データ匿名化ルールでは、次の操作を含めた、複数のデータ匿名化技術を適用できます。
- •データの保持
- •生年月日など、特定のタイプのすべての値のマスキング処理
- •指定したフィールド値のNULLによる置き換え
- •郵便番号の最初の3文字をマスキング処理するなどの値の切り捨て
- •常に「Smith」を「Abcd」に置き換えたり、「1234」を「5678」に置き換えたりするといった、一貫性のあるトークン化を行った値での値の置き換え
- •日付値の月、年、または10年単位での一般化
- •定数テキスト値での値の置き換え(すべてのパスワードを5つのアスタリスクで置き換えるなど)
- •値を、ファイルに格納されている値に置き換える
- •標準アルゴリズムによる値のハッシュ化
データアクセスポリシーの詳細については、
データガバナンス&カタログのオンラインヘルプにある
Data access policies を参照してください。