タスクフロー > タスクフロー > 式エディタ
  

式エディタ

式エディタで式を作成するには、フィールド、関数、および演算子を使用します。
[計算式]をフィールドに割り当てる場合は、データの取得元となるフィールドの計算式または式を作成する必要があります。式を作成するには、式エディタを使用します。
次の図では、フィールド[str]および[str2]に値[計算式]があります。
2つのフィールドを持つ割り当てステップにより、値[計算式]が割り当てられました。
式エディタを開くには、値[計算式]フィールドの横にあるf (x)をクリックします。
次の図は、[式エディタ]ダイアログボックスを示しています。
[フィールド]、[関数]、[演算子]、および[式]セクションがある式エディタ。
式エディタには、次のセクションがあります。
図に示す式は、並行して実行される3つのタスクが成功した場合に、一時フィールド[合計ステータス]Passと定義します。
次に、タスクフローは、データ決定ステップで[合計ステータス]を使用します。[合計ステータス]の値がPassである場合、タスクフローは別のデータタスクを実行します。[合計ステータス]の値がFailである場合には、タスクフローは終了します。
次の図は、[合計ステータス]を使用するタスクフローを示しています。
選択された割り当てステップがあるタスクフローと、計算式で作成された一時フィールド([合計ステータス])。
式を作成するには、次のオプションを使用します。
式エディタは、入力した式を検証します。無効な式は保存できません。

ヒント: XQuery 3.0を使用した式の作成

XQueryバージョン3.0を使用して、式エディタで式を作成します。このトピックの例では、単一のステートメントと複数のステートメントのXQuery式を作成するために使用する、構文と要素について示します。
XQuery 3.0の詳細については、https://www.w3.org/TR/xquery-30/を参照してください。

単一ステートメントの式

次の式は、単一のステートメント式です。
concat("Hello"," ",$input.n1)
以下の注記では、この式の各部分を説明しています。
$n1の値が「World」であるとします。
以下を実行するとします。
concat("Hello", " ",$input.n1)
出力は以下のようになります。
Hello World

マルチステートメント式

次の式は、マルチステートメント式です。

let $n1 := number($input.n1)
let $n2 := number($input.n2)

let $r1 := if ($n1 > $n2)
then "Greater: N1 > N2"
else if ($n1 < $n2)
then "Less: N1 < N2"
else "Same"
return $r1
以下の注記では、この式の各部分を説明しています。
$n1の値が20であり、$n2の値が250であると想定します。
以下を実行するとします。

let $n1 := number($input.n1)
let $n2 := number($input.n2)

let $r1 := if ($n1 > $n2)
then "Greater: N1 > N2"
else if ($n1 < $n2)
then "Less: N1 < N2"
else "Same"
return $r1
出力は以下のようになります。
Less: N1<N2
ここで、$r1は次の値を持ちます。
Less: N1<N2

キーボードショートカット

式を作成するときに、キーボードショートカットを使用できます。
キーボードショートカットを使用するには、[式]セクション内にポインタを置きます。
以下のキーボードショートカットを利用できます。
アクション
ショートカット
元に戻す
Ctrl+Z
やり直し
Ctrl+Y
コピー
Ctrl+C
切り取り
Ctrl+X
貼り付け
Ctrl+V
検索
Ctrl+F
4スペース分をインデント
Tab
使用可能な変数の一覧を表示
$
コード補完、つまり、使用可能な挿入の一覧を表示します。挿入には、名前空間、関数、フィールド、または一般的なコードフラグメントがあります。。
Ctrl+スペース