文字列演算子
2つの文字列を連結するには、文字列演算子 || を使用します。|| 演算子は、任意のデータ型(Binaryを除く)のオペランドをStringデータ型に変換してから連結します。
入力値 | 戻り値 |
---|
'alpha' || 'betical' | alphabetical |
'alpha' || 2 | alpha2 |
'alpha' || NULL | alpha |
|| 演算子は、文字列の先頭や末尾にあるスペースもそのまま連結します。2つの文字列を連結する前に先頭や末尾のスペースを削除するには、LTRIM関数およびRTRIM関数を使用します。
NULL
|| 演算子はNULL値を無視します。ただし、演算子の両側がともにNULLである場合には、NULLを返します。
文字列演算子の例
次の例は、2つの列から従業員の名前と姓を連結する式を示しています。この式は、名前の末尾と姓の先頭からスペースを削除し、各名前の末尾にスペースを1つ連結してから、姓を連結します。
LTRIM( RTRIM( EMP_FIRST ) || ' ' || LTRIM( EMP_LAST ))
EMP_FIRST | EMP_LAST | RETURN VALUE |
---|
' Alfred' | ' Rice ' | Alfred Rice |
' Bernice' | ' Kersins' | Bernice Kersins |
NULL | ' Proud' | Proud |
' Curt' | NULL | Curt |
NULL | NULL | NULL |
注: CONCAT関数を使って2つの文字列を連結することもできます。ただし、演算子を使うと短い時間で同じ結果を得られます。