比較演算子
比較演算子を使用すると、文字列または数値を比較し、データを操作して、TRUE(1)またはFALSE(0)の値を返すことができます。
以下の表に、トランスフォーメーション言語の比較演算子を示します。
演算子 | 意味 |
---|
= | 等しい。 |
> | より大きい。 |
< | より小さい。 |
>= | 以上。 |
<= | 以下。 |
<> | 次に等しくない。 |
! = | 次に等しくない。 |
^= | 次に等しくない。 |
数値を比較する場合、または特定のフィールドのプライマリキーに対するソート順に基づく範囲の行を返す場合、より大きい(>)演算子および、より小さい(<)演算子を使用します。
式中で比較演算子を使う場合は、オペランドは同じデータ型でなければなりません。例えば、123.4 > ‘123’という式は無効です。この式では小数と文字列を比較しているからです。式123.4 > 123と式‘a’ != ‘b’は、オペランドが同じデータ型なので、有効です。
値をNULL値と比較すると、結果はNULLになります。
フィルタ条件がNULLと評価された場合、データ統合はNULLを返します。
階層の比較
等しい(=)と等しくない(!=)の演算子を使用して、2つの配列または2つの構造体を比較できます。
配列の比較
次の条件に該当する場合、2つの配列は同等です。
- •配列要素が同じデータ型である。
- •配列が同じサイズである。
- •各インデックスの要素が同じである。
例えば、次のような配列があるとします。
A = [1, 2, 3]
B = [1, 2, 3]
次の比較を行うことができます。
A = B
どちらの配列も整数を含み、同じサイズで、各インデックスの要素は、A[0]=B[0]、A[1]=B[1]、およびA[2]=B[2]のように同じです。戻り値はTRUE (1)です。
構造体の比較
2つの構造体は、対応する構造体要素が次の条件に該当する場合、同等です。
- •要素が同じデータ型である。
- •要素は同じデータを保持している。
注: 2つの構造体は、要素の名前が異なっていても同等である。
例えば、次のような構造体があるとします。
struct1 {
name:'Paul'
zip:10004
}
struct2 {
firstname:'Paul'
zip1:10004
}
次の比較を行うことができます。
struct1 = struct2
対応する要素は同じデータ型であり、同じデータを保持するため、戻り値はTRUE (1)です。