%OPR_SUM%
SUM関数を使用して、式マクロ内の式を拡張し、すべてのフィールドの合計を返します。 オプションとして、合計を計算するために読み込む行を制限するフィルタを適用できます。SUMで使用できる他の集計関数は1つのみです。またネストされた関数はNumericデータ型を返さなければなりません。
構文
%OPR_SUM[ macro_input_field [, filter_condition ] ]%
以下の表に、この関数の引数を示します。
引数 | 必須/オプション | 説明 |
---|
macro_input _field | 必須 | Numericデータ型。追加したい値を渡します。マクロ入力フィールド、または少なくとも1つのマクロ入力フィールドを含む式を入力できます。 |
filter_condition | オプション | 検索される行を制限します。フィルタ条件は数値であるか、TRUE、FALSE、またはNULLの値が求められなければなりません。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。 |
戻り値
数値。
関数に渡されたフィールドがすべてNULLである場合、または行が1つも選択されていない場合には、NULLとなります。例えば、すべての行でフィルタ条件がFALSEまたはNULLの場合、%OPR_SUM%はNULLを返します。
値の1つがNULLであると、%OPR_SUM%はその値を無視します。すべての値がNULLの場合、%OPR_SUM%はNULLを返します。
Group By
%OPR_SUM%は、トランスフォーメーションで定義したグループ化フィールドに基づいて値をグループ分けし、各グループについて1つの結果を返します。
グループ化フィールドがない場合、%OPR_SUM%はすべての行を1つのグループとして扱い、1つの値を返します。
例
%Sales%マクロ入力フィールドは、次のフィールドを表します。
Q1, Q2, Q3, Q4
次の式は、%Sales%が表すフィールドの合計を返します。
%OPR_SUM[ %Sales% ]%
%OPR_SUM%は、次に示す各四半期の売上高を合計し、1つの値を返します。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | RETURN VALUE |
---|
50 | 200 | 50 | 100 | 400 |
100 | NULL | 100 | 250 | 450 |
500 | 200 | 200 | 200 | 1100 |
NULL | NULL | NULL | NULL | NULL |
400 | NULL | NULL | 400 | 800 |