AES_GCM_DECRYPT
プレーンテキストを文字列として返します。データ統合は、ガロア/カウンタモード(GCM)の動作でAdvanced Encryption Standard(AES)アルゴリズムを使用します。AESアルゴリズムは、128、192、または256ビットキーを使用するFIPS承認済みの暗号化アルゴリズムです。
注: [検証]ボタンを使用してこの関数を検証することはできません。構文と引数の規則を確認して、引数が有効であることを確認してください。
構文
AES_GCM_DECRYPT ( value, init_vector, key [, keysize] )
引数 | 必須/ オプション | 説明 |
---|
value | 必須 | バイナリデータ型。プレーンテキストに復号化される暗号文の値。 |
init_vector | 必須 | Stringデータ型。値を復号化するには、暗号文の暗号化に使用した初期化ベクトル(IV)を使用します。IVは96ビットで、ランダムに生成されたものである必要があります。 |
key | 必須 | サイズが128、192、または256ビットの文字列データ型。値を復号化するには、暗号化に使用したキーを使用します。 |
keysize | key引数のサイズ(ビット単位)により、keysize引数がオプションであるか必須であるかが決まります。 - - key引数のサイズが128ビット以下の場合、keysizeはオプションです。
- - key引数のサイズが128ビットより大きく、かつ192ビット以下の場合、keysizeは192ビットであり、必須です。
- - key引数のサイズが192ビットより大きく、かつ256ビット以下の場合、keysizeは256ビットであり、必須です。
| 整数データ型。指定されたkeyのサイズ。 可能な値: 128、192、256ビット。デフォルト値は128ビットです。 |
戻り値
復号化された文字列プレーンテキスト。
NULL値を入力した場合は、NULLです。
例
以下の例では、復号化された社会保険番号が返されます。init_vectorとkeyは、社会保障番号を暗号化するのに使用されたものと同じ値です。
この例では、init_vectorは12文字(96ビット)で、keyは16文字(128ビット)です。keyがデフォルト値の128ビットであるため、keysizeはオプションです。
AES_GCM_DECRYPT(SSN_ENCRYPT, '012345678901', '1234567890123456', 128)
この例では、 init_vectorは12文字(96ビット)で、keyは17文字(136ビット)です。keyが128ビットを超えるため、keysizeは必須です。keyのサイズが192ビットより小さい場合、keyはnullでパディングされます。
AES_GCM_DECRYPT(SSN_ENCRYPT, '123456789012', '12345678901234567', 192)