MEDIAN

フィールド内の値の個数が偶数個である場合、メジアンは、すべての値を数直線上に順番に並べたときに真ん中に位置する2つの値の平均となります。フィールド内の値の個数が奇数個である場合は、メジアンは真ん中の数値になります。

MEDIANには他の集計関数は1つしかネストできません。また、ネストされた関数は数値データ型を返す必要があります。詳細モードでは集計関数をネストできません。

データ統合は、データのすべての行を読み取り、中央値の計算を実行します。計算を実行するエレメント数。オプションとして、メジアンを計算するために読み込む行を制限するフィルタを適用できます。

構文

引数	必須/ オプション	説明
numeric_value	必須	数値データタイプ。メジアンを計算したい値を渡します。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。
filter_condition	オプション	検索される行を制限します。フィルタ条件は数値であるか、TRUE、FALSE、またはNULLの値が求められなければなりません。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。

戻り値

関数に渡された値がすべてNULLである場合、または行が1つも選択されていない場合には、NULLとなります。たとえば、すべての行に対するフィルタ条件の値がFALSEまたはNULLです。

NULL

値がNULLであると、MEDIANはその行を無視します。ただし、フィールドから渡された値がすべてNULLである場合には、NULLを返します。

Group By

MEDIANは、トランスフォーメーションで定義したグループ化フィールドに基づいて値をグループ分けし、各グループについて1つの結果を返します。

グループ化フィールドがない場合には、MEDIANはすべての行を1つのグループとして扱い、1つの値を返します。

例

すべての部署についての給与のメジアンを計算するには、次の式を指定したフィールドを使って、部署ごとにグループ分けされたAggregatorトランスフォーメーションを作成します。