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MOD

除算の余りを返します。例えば、MOD(8,5)は3を返します。

構文

MOD( numeric_value, divisor )
引数
必須/
オプション
説明
numeric_value
必須
数値データ型。割られる値(被除数)です。有効な式を必要に応じて入力できます。
divisor
必須
割る値(除数)です。除数にゼロは指定できません。

戻り値

関数に渡したのと同じデータ型の数値。数値を除数で割った余りです。
関数にNULL値を渡した場合はNULLです。

次の式は、PRICEカラムの値をQTYカラムの値で割った余りを返します。
MOD( PRICE, QTY )
PRICE
QTY
RETURN VALUE
10.00
2
0
12.00
5
2
9.00
2
1
15.00
3
0
NULL
3
NULL
20.00
NULL
NULL
25.00
0
None. データ統合 writes the row into the error rows file.
最後の行(25、0)は、除数をゼロにしたためにエラーとなりました。ゼロでの除算を防ぐために、次のような式を作成することができます。この式では、数量がゼロでないときに限り価格を数量で割った余りを返します。数量がゼロの場合、関数はNULLを返します。
MOD( PRICE, IIF( QTY = 0, NULL, QTY ))
PRICE
QTY
RETURN VALUE
10.00
2
0
12.00
5
2
9.00
2
1
15.00
3
0
NULL
3
NULL
20.00
NULL
NULL
25.00
0
NULL
最後の行(25、0)はエラーの代わりにNULLを返します。これは、IIF関数によってQTYカラムの0がNULLに置き換えられたためです。