VARIANCE
渡された値の分散を返します。VARIANCEは統計データの分析に使用されます。
VARIANCEには他の集計関数は1つしかネストできません。また、ネストされた関数は数値データ型を返す必要があります。詳細モードでは集計関数をネストできません。
マッピングタスクでのみ使用します。
構文
VARIANCE( numeric_value [, filter_condition ] )
引数 | 必須/ オプション | 説明 |
---|
numeric_value | 必須 | 数値データタイプ。分散を計算したい値を渡します。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。 |
filter_condition | オプション | 検索される行を制限します。フィルタ条件は数値であるか、TRUE、FALSE、またはNULLの値が求められなければなりません。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。 |
計算式
この関数は、次の式を使って分散を計算します。
この式では、以下のガイドラインを使用します。
- •xiは数値の1つです。
- •nは、数値セットの要素の数です。nが1の場合、分散は0になります。
戻り値
Double値。
関数に渡された値がすべてNULLである場合、または行が1つも選択されていない場合(たとえば、フィルタ条件の値がすべての行に対してFALSEまたはNULLであった場合)には、NULLです。
NULL
値の1つがNULLである場合、VARIANCEはその値を無視します。ただし、関数に渡された値がすべてNULLである場合、または行が1つも選択されていない場合、VARIANCEはNULLを返します。
Group By
VARIANCEは、トランスフォーメーションで定義したグループ化フィールドに基づいて値をグループ分けし、各グループについて1つの結果を返します。
グループ化フィールドがない場合、VARIANCEはすべての行を1つのグループとして扱い、1つの値を返します。
例
次の式は、TOTAL_SALESフィールド内のすべての行の差異を計算します。
VARIANCE( TOTAL_SALES )
TOTAL_SALES |
---|
2198.0 |
2256.0 |
3001.0 |
NULL |
8953.0 |
RETURN VALUE: 10592444.6666667 |