接続の移行
このリソースを使用して、参照されているアセット内の古いバージョンの接続を組織内の最新の接続バージョンに移行します。この移行により、プロジェクトフォルダとアセットのコピーが作成され、アセット内の参照されている接続が最新のバージョンに更新されます。
マッピングやタスクなどのアセットから、ソース、ターゲット、およびルックアップトランスフォーメーションで使用される古い接続を移行できます。複数のプロジェクトのアセット間で接続が使用されている場合は、参照されているすべてのアセットが更新され、現在の接続バージョンが使用されます。
POST要求
移行する接続を指定して移行ジョブを開始するには、次のURIを使用します。
saas/api/v2/connectionMigration/migrate
要求に次のフィールドを含めます。
フィールド | タイプ | 必須 | 説明 |
|---|
icSessionId | String | ○ | Informatica Intelligent Cloud ServicesセッションID。 |
sourceConn | String | はい | 移行するソース接続の名前。これは古いバージョンのコネクタです。 |
targetConn | String | ○ | 移行先のターゲット接続名。これは、現在のバージョンのコネクタです。 |
projectName | String | × | プロジェクト名には、移行するソース接続の参照されているアセットが含まれています。 プロジェクト名を指定しない場合、すべてのアセットのソース接続が移行されます。 |
POST要求の例
次の例のような要求を使用できます。
POST <baseURL>/saas/api/v2/connectionMigration/migrate
Content-Type: application/json
Accept: application/json
icSessionId: <sessionId>
{
"sourceConn": "Migration_V1",
"targetConn": "Migration_V2",
"projectName": "V1_Assets"
}
POST応答
成功した場合、エクスポートジョブの次の情報が返されます。
フィールド | タイプ | 説明 |
|---|
id | String | 移行ジョブのグローバル一意識別子。 |
name | String | 移行ジョブの名前。 |
count | Integer | 依存オブジェクトの数。 |
status | 複合型 | 移行のステータス。 |
objects | Collection | 移行ジョブ内のオブジェクト。 |
name | String | objectsオブジェクトで返されます。コネクタを使用するアセットの名前。 |
type | String | objectsオブジェクトで返されます。アセットのタイプ。 |
sourcePath | String | objectsオブジェクトで返されます。古い接続で参照されているアセットの完全なパス。 |
targetPath | String | objectsオブジェクトで返されます。現在の接続で参照されているアセットの完全なパス。 ターゲットフォルダでは、ソースフォルダと同じ名前が使用され、識別のためにこの名前に「_Migration_<移行ジョブID>」が追加されます。 |
status | String | objectsオブジェクトで返されます。IN PROGRESS、SUCCESS、FAILEDなど、アセットで更新された接続の状態。 |
POST応答の例
成功した場合、次の例のような応答を受信します。
{
"id": "4l1XcURpYFjjxpopb7AJ0L",
"name": "job-1661702962208",
"count": "1",
"status": "SUCCESSFUL",
"objects": [
{
"name": "Mapping_V1",
"type": "DTEMPLATE",
"sourcePath": "/AA_Migration_Doc",
"targetPath": "/AA_Migration_Doc_Migration_4l1XcURpYFjjxpopb7AJ0L",
"status": "SUCCESSFUL"
}
]
}
エラーを受信した場合、次の例のような応答が表示されます。
{
"error": {
"code": "MigrationSvc_034",
"message": "Invalid object id/s [[242973wgfscbwasd23]]. Object resolution failed.",
"requestId": "2ataXVlgw3ydI1Yb2MA4sq"
}
}
connectionMigrationリソースを使用してコネクタを最新バージョンに移行する方法の詳細と、移行をサポートするコネクタのリストについては、次のハウツーライブラリの記事を参照してください:
Migrating a connector from previous versions using the Data Integration REST API