ディクショナリおよびクレンジングアセット

ディクショナリを指定するクレンジングトランスフォーメーションを含むマッピングを実行すると、トランスフォーメーションによって入力フィールドデータがディクショナリのデータと比較されます。トランスフォーメーションで入力値とディクショナリ値の間に一致が見つかると、トランスフォーメーションはクレンジングアセットの対応するステップで定義したアクションを実行します。

1つ以上のディクショナリカラムには、現在のデータプロジェクトの標準値または優先値のセットが含まれている必要があります。その他のカラムには、値の代替バージョンを含めることができます。標準値または優先値を含むカラムは、有効なカラムと呼ばれます。

検索および置換操作では、クレンジングトランスフォーメーションは、アセットが指定する有効なカラムを除く、ディクショナリ内のすべてのカラムを検索します。検索操作に有効なカラムデータを含める場合は、有効なカラムのコピーをディクショナリに追加します。デフォルトでは、有効なカラムはディクショナリの最初のカラムまたは最も左のカラムです。2つの同一のデータカラムを含むディクショナリを作成できます。

ディクショナリには電話の市外局番や住所の略称などの共通の用語が含まれている場合があります。また、ディクショナリには従業員コードや製品コードなどの組織に固有の値が含まれている場合もあります。ディクショナリにはプロジェクトに合う任意の組み合わせの値を取り込むことができます。各カラムのデータは形式的に正確である必要はありません。