ディクショナリの操作
ディクショナリを指定するトランスフォーメーションを含むマッピングを実行すると、トランスフォーメーションによって入力フィールドデータがディクショナリのデータと比較されます。トランスフォーメーションで入力値とディクショナリ値の間に一致が見つかると、トランスフォーメーションはトランスフォーメーションのアセットが定義するアクションを実行します。例えば、トランスフォーメーションは入力値に対応する有効なカラムの値を返すことがあります。
有効なカラムの動作
トランスフォーメーションは、アセットが指定する有効なカラムを除く、ディクショナリのすべてのカラムを検索します。検索操作に有効なカラムデータを含める場合、有効なカラムのコピーをディクショナリに追加します。デフォルトでは、有効なカラムはディクショナリの最初のカラムまたは最も左のカラムです。2つの同じデータのカラムを含むディクショナリを作成できます。
注: Data Qualityでアセットで実行するテストは、トランスフォーメーションがディクショナリを読み込むのと同じ方法でディクショナリを読み込みます。
データの目的に合う値を持つ任意のカラムを有効なカラムとして選択できます。異なるルール文では異なるカラムを有効として指定することができます。ディクショナリカラムのコンテンツは、ディクショナリが異なるビジネスケースで異なる有効なカラムをサポートできるかどうかを判別します。
有効なカラムでは、単一値の複数のオカレンスを使用して便利なディクショナリを設計できます。例えば、タイムゾーンによって都市のリストを識別するディクショナリを設計することができます。無効なカラムでは、単一値の複数のオカレンスを使用してディクショナリを設計することは避けてください。
ディクショナリのダウンロードに関する考慮事項
Secure Agentは、アセットをテストするとき、またはアセットを読み取るマッピングまたはプロファイルを実行するときに、アセットが指定するディクショナリをダウンロードできます。
Secure Agentは、次のガイドラインに従ってディクショナリデータをダウンロードします。
- •ディクショナリを読み取るクレンジングアセットのステップをテストすると、Secure Agentはクレンジングアセットが指定するすべてのディクショナリをダウンロードします。
他のData Qualityアセットをテストする際、Secure Agentは、テストロジックに必要なディクショナリをダウンロードします。アセットがテスト中に不要なディクショナリを指定した場合、Secure Agentはディクショナリをダウンロードしません。
- •ディクショナリを読み取るアセットを参照するプロファイルまたはマッピングを実行すると、Secure Agentは、アセットが指定するすべてのディクショナリをダウンロードします。
Secure Agentは、ホストマシンのディレクトリに辞書をダウンロードします。ディレクトリが使用するディスク容量を確認するなどの目的で、ダウンロードディレクトリを定期的に確認するように設定できます。ディクショナリのダウンロードの詳細については、
ディクショナリのダウンロード場所の確認を参照してください。