Cloud Integration Hub > 追跡と監視 > パブリケーションとサブスクリプションのイベント
  

パブリケーションとサブスクリプションのイベント

[イベント]ページに、Cloud Integration Hubが過去3か月間に処理したすべてのパブリケーションおよびサブスクリプションのイベント処理に関する詳細情報が示されます。
パブリケーションイベントはルートイベントで、Cloud Integration Hubが処理中に生成するすべてのサブスクリプションイベントの親イベントです。サブスクライバに対するパブリッシュ済みデータの準備ができると、Cloud Integration Hubはパブリッシュされたデータを使用する必要がある各サブスクライバにサブスクリプション子イベントを生成します。パブリケーションイベントには、すべてのサブスクリプション子イベントの集計されたステータス情報が含まれます。
デフォルトでは、[イベント]ページにはルートイベント(パブリケーション、ファイル、集計済みサブスクリプション、複合サブスクリプション)が表示されます。パブリケーションがサブスクリプションを行う準備ができたら、ドリルダウンして、そのパブリケーションに関連するサブスクリプションの子イベントを表示できます。

イベントタイプ

Cloud Integration Hubは、以下のイベントタイプをパブリケーションイベントおよびサブスクリプションイベントに割り当てます。

Event Statuses (イベントステータス)

パブリケーションの場合、Cloud Integration Hubは以下のイベントステータスを割り当てます。
各パブリケーションイベントは、子サブスクリプションイベントの使用ステータスも表示します。ステータスは、全体の使用、およびすべてのサブスクリプションイベントでステータスが変更された後の変更を反映します。例えば、すべてのサブスクライバがパブリッシュ済みデータの使用を完了すると、使用ステータスが「完了」に変更されます。
サブスクリプションの場合、Cloud Integration Hubは以下のイベントステータスを割り当てます。
注: 複合サブスクリプションまたは集約サブスクリプションの並列インスタンスを実行するとき同時タスク実行を有効にしない場合、Cloud Integration Hubは、最初のサブスクリプションイベントを処理し、残りのすべてのサブスクリプションイベントに[破棄済み]ステータスを割り当てます。詳細については、サブスクリプション用のマッピングタスクの作成を参照してください。
[イベント]ページの[イベントステータス]アイコンにカーソルを合わせると、イベントの詳細が表示されます。例えば、イベント処理が完了した時刻、イベントのステータスが変更された時刻、エラーイベントのエラーの原因などの詳細が表示されます。

イベント使用ステータス

Cloud Integration Hubは、以下の使用ステータスをパブリケーションイベントおよびサブスクリプションイベントに割り当てます。

イベント履歴

Cloud Integration Hubが処理するパブリケーションまたはサブスクリプションごとにイベントステータス履歴を表示できます。
イベント履歴には、パブリケーションまたはサブスクリプションがパススルーした処理ステージ、各ステージの開始時間、および累積処理ステータスが表示されます。
以下の表に、パブリケーションのイベント履歴に表示できる処理ステージを示します。
ステージ
説明
処理中
パブリケーションインスタンスが実行されています。
完了
パブリケーションインスタンスの実行が完了し、サブスクライバのデータの準備ができました。
エラー
パブリケーションインスタンスでエラーが発生し、実行が完了しませんでした。
破棄済み
パブリケーションインスタンスのステータスが[破棄済み]に変更されました。
以下の表に、サブスクリプションのイベント履歴に表示できる処理ステージを示します。
ステージ
説明
遅延
サブスクリプションインスタンスが遅延しています。パブリッシュ済みデータの準備はできていますが、サブスクライブ元のアプリケーションがデータのコンシュームを開始しませんでした。
処理中
サブスクリプションインスタンスが実行されています。
完了
サブスクリプションインスタンスが実行を完了し、サブスクライブ元のアプリケーションがすべてのパブリッシュ済みデータをコンシュームしました。
エラー
サブスクリプションインスタンスでエラーが発生し、実行が完了しませんでした。
再処理済み
サブスクリプションインスタンスが再処理されました。
破棄済み
サブスクリプションインスタンスのステータスが[破棄済み]に変更されました。

イベントセッションログ

データ統合タスクをトリガするパブリケーションまたはサブスクリプションが実行されるたび、Cloud Integration HubInformatica Intelligent Cloud Servicesでタスクを生成します。
特定のイベントからタスクセッションログにアクセスできます。
ファイルの処理中にエラーが発生した場合は、関連するセッションログを使用して、エラーに関する詳細情報を表示できます。

イベント処理情報

データ統合タスクをトリガするパブリケーションまたはサブスクリプションが実行されるたび、Cloud Integration HubInformatica Intelligent Cloud Servicesでタスクを生成します。
特定のイベントからタスク処理情報にアクセスできます。

システムイベントのメンテナンスレポート

システムイベントの場合、Cloud Integration Hubによりメンテナンスレポートが生成されます。
イベントの[アクション]メニューからレポートにアクセスできます。

イベントフィルタ

フィルタを使用すると、[イベント]ページのビューを絞り込んで、イベントのID、タイプ、またはステータスのイベントを表示したり、選択したアプリケーション、トピック、パブリケーション、またはサブスクリプションのイベントを表示したり、選択したタイムフレームのイベントを表示したりできます。
[フィルタ]アイコンをクリックすると、フィルタペインを展開し、フィルタ条件を定義できます。[フィルタの適用]をクリックすると、イベントリストが更新され、関連するイベントが表示されます。
デフォルトでは、イベントリストには過去24時間のイベントがすべて表示されます。リストの表示をフィルタリングした後、デフォルトの表示を復元するには、[デフォルトの復元]をクリックします。

イベントの管理

イベントを再処理し、イベントの状態を変更します。
注: これらの操作は、Cloud Integration Hubのイベントでのみ実行できます。

イベントの再処理

イベントを再処理するには、[イベント]ページを使用します。すでにコンシュームされているデータを再度コンシュームするために、サブスクリプションイベントだけを再処理することができます。
    1ナビゲータで[イベント]をクリックします。
    [イベント]ページが表示されます。デフォルトでは、ページに過去24時間のすべてのイベントが表示されます。
    2フィルタペインを使用して、ページのビューをフィルタ処理します。
    3再処理するイベントにカーソルを置いて、行の右端にある[アクション]メニューをクリックします。メニューから[再処理]を選択し、アクションを確認します。

イベントステータスの変更

イベントのステータスを変更するには、[イベント]ページを使用します。
    1ナビゲータで[イベント]をクリックします。
    [イベント]ページが表示されます。デフォルトでは、ページに過去24時間のすべてのイベントが表示されます。
    2再処理するイベントにカーソルを置いて、行の右端にある[アクション]メニューをクリックします。メニューから[イベントステータスの変更]を選択します。
    3[イベントステータスの変更]ダイアログボックスで、新しいイベントステータスを選択し、[OK]をクリックします。

処理中ステータスにあるすべてのイベントの破棄

トピックを更新する前など、処理中ステータスにあるすべてのイベントを破棄するには、[イベント]ページを使用します。
    1ナビゲータで[イベント]をクリックします。
    [イベント]ページが表示されます。デフォルトでは、ページに過去24時間のすべてのイベントが表示されます。
    2フィルタペインを使用して、ページのビューをフィルタ処理します。
    3[ステータス]フィールドで、[処理中]を選択します。
    4[トピック]フィールドに、トピック名を入力します。
    5[タイムフレーム]フィールドで、[すべて]を選択します。[フィルタの適用]をクリックします。
    6 フィルタリングされたすべてのイベントを選択します。
    7[すべて選択済み]をクリックし、[イベントステータスの変更]を選択します。
    8[イベントステータスの変更]ダイアログボックスで、[破棄済み]を選択して[OK]をクリックします。
    選択したすべてのイベントのステータスが[破棄済み]に変わります。

イベントプロパティ

イベントプロパティには、イベントに関する全般的な情報、イベントに使用するアプリケーションやトピック、タスク、およびイベントのスケジュール設定などがあります。
次の図に、[イベント]ページの例を示します。
この[イベント]ページには、過去24時間の34件のイベントのうち1~25件が表示されています。イベントID、アセットソース、アプリケーション、パブリケーションまたはサブスクリプション、トピック、開始時刻、イベントステータス、および使用ステータスが表示されます。
[イベント]ページには次のプロパティが含まれます。
イベントID
イベントのID。
デフォルトでは、[イベント]ページには親イベントのみが表示されます。パブリケーションイベントのサブスクリプションイベントのリストを表示するには、パブリケーションイベントを展開します。
アセットソース
イベントを生成したアセットのソース。
このフィルタは、[イベント]ページにData Integration Hubのイベントがある場合に表示されます。
アプリケーション
パブリケーションイベントの場合、データをパブリッシュするアプリケーション。サブスクリプションイベントの場合、データをコンシュームするアプリケーション。
パブリケーション/サブスクリプション
Cloud Integration Hubがイベントを生成するサブスクリプションのパブリケーションの名前。
トピック
パブリケーションイベントの場合、アプリケーションがデータをパブリッシュするトピック。サブスクリプションイベントの場合、アプリケーションがデータをコンシュームする1つ以上のトピック。
開始時刻
イベントが開始された時刻。
イベントステータス
イベントのステータス。
使用ステータス
パブリケーションイベントに該当します。イベントのデータコンシュームステータス。

Cloud統合ハブからData Integration Hubのアセットを開く

Data Integration Hubのパブリケーションアセットとサブスクリプションアセットは、Cloud Integration Hub[イベント]ページから開くことができます。
Cloud Integration Hub[イベント]ページでData Integration Hubのイベントのアセットをクリックすると、新しいタブでData Integration Hubが開き、イベントを生成したData Integration Hubのアセットが表示されます。