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ガイドのプロパティの設定

    1[開始]ステップを選択します。
    2 次のタブにプロパティを入力します。

全般プロパティ

ガイドには、次の一般的なプロパティを指定できます。
プロパティ
説明
名前
Guide Designerでガイドを識別するためのわかりやすい名前であり、プロセス呼び出しステップなどの他のオブジェクトでガイドを使用できる場合に表示される名前。
名前にはマルチバイト文字を含めることができ、80文字以内にする必要があります。
パブリッシュされたガイドの名前を変更するには、まずガイドのパブリッシュを解除する必要があります。次に、名前を変更し、ガイドを再パブリッシュします。
場所
プロセスを配置するプロジェクトまたはフォルダの場所。ガイドの場所を選択するには、該当するプロジェクトまたはフォルダを参照するか、デフォルトの場所を使用します。
説明
ガイドの説明。

開始プロパティ

ガイド用に次の開始プロパティを定義できます。
プロパティ
説明
適用対象
ガイドに関連付けられているオブジェクトのタイプ。このリストに表示されるオブジェクトは、個別に定義したプロセスオブジェクトまたは定義済みの接続内で生成したプロセスオブジェクトです。リスト内をドリルダウンしてプロセスオブジェクトと接続を表示し、これらの項目の1つを選択します。ガイドが別のガイドに組み込まれる場合にのみ、プロセスオブジェクトを選択します。
注: パブリッシュされたガイドの[適用対象]プロパティを変更するには、最初にガイドのパブリッシュを解除する必要があります。次に、[適用対象]プロパティを変更し、ガイドを再パブリッシュします。
ガイドを特定のオブジェクトに関連付けない場合は、[任意]を選択します。このオプションを選択すると、ガイドが、オブジェクトのフィールドに自動的にアクセス権限を持つことはありません。ガイドが新しいオブジェクトを作成し、既存のオブジェクト内の情報にアクセスしない場合は、このオブジェクトタイプを使用します。
注: ガイドを実行する場合は、[適用対象]の設定は[任意]またはサービス内の特定のオブジェクト(プロセスオブジェクト以外)のいずれかである必要があります。
ユーザーを指定して実行(Salesforceのみ)
Salesforceの場合のみ、ガイドを[現在のユーザー]または[システム]として実行するかどうかを選択できます。
ガイドを実行したユーザーと同じ権限が必要な場合は、[現在のユーザー]を選択します。
システムレベルのアクセス権限がないとアクセスできないアクションをガイドのユーザーが実行できるようにするためにガイドにシステムレベルのアクセス権限を付与する必要がある場合は、[システム]を選択します。例えば、ユーザーにアカウントオブジェクトへのアクセス権限がなくても、ガイドが[システム]として実行されていると、ガイドはガイドを実行するために必要な範囲でアカウントオブジェクトにアクセスできます。

画面のプロパティ

[画面]タブを使用して、ガイドを表示する場所やガイドでサポートする言語を設定します。
[画面]ステップ向けに次のプロパティを定義できます。
プロパティ
説明
意図される表示:
ガイドを実行する環境。
次のデバイスのブラウザでガイドを実行する場合は、[デスクトップ/ターゲット]を選択します。
  • - デスクトップ
  • - ラップトップ
  • - タブレット
次のモバイルアプリケーションでガイドを実行する場合は、[スマートフォン]を選択します。
  • - Informatica
  • - Salesforce S1
複数言語のサポート
ガイドのローカリゼーションでサポートする言語のリスト。[言語を追加]リストから言語を選択します。

ガイドの翻訳

[開始] > [画面] > [複数言語のサポート]オプションを使用して、ガイドに表示する言語を選択します。
このセクションでは、以下の項目について説明します。
[言語の追加]を選択して、言語のリストを表示します。
次の図は、[言語]リストのサンプルです。
この図は、カタロニア語、フランス語、スペイン語が含まれる[開始]ステップの[画面]タブを示します。
デフォルトでは、すべての言語がデフォルト言語の名前と説明を使用します。翻訳された名前と説明を表示するには、各言語に対応する[ガイド名][ガイドの説明]を入力します。
言語を削除するには、[削除]をクリックします。
[デフォルト]項目は削除できません。
次の図は、言語が追加されたガイドの[プロパティの詳細]ダイアログボックスを示します。
この図は、ガイドの[プロパティの詳細]ウィンドウを示します。デフォルト言語と追加の言語を使用できます。

翻訳された画面用コンテンツの作成

次の図に示すように、[アクション]オプションから言語を選択します。
この図は、アクションリストで使用可能な言語のうち、フランス語が選択されていることを示します。
翻訳された画面のコンテンツを編集するには、次の手順を実行します。
  1. 1[アクション]に移動して、言語を選択します。
  2. 2編集するステップを選択します。
  3. 3ステップのプロパティセクションで[画面のプレビュー]をクリックします。
  4. デフォルト言語用のセクションと、翻訳言語用のセクションが含まれるウィンドウが表示されます。
    注: ディシジョンステップとジャンプステップを除くすべてのステップで、[画面の編集]オプションと[画面のプレビュー]オプションを使用できます。
    次の図では、左側にデフォルト画面、右側に翻訳画面が表示されています。
    この図は、画面ステップの[プレビュー]タブを示します。デフォルトガイドのセクションと、フランス語のガイドのセクションがあります。
  5. 4[編集]タブを選択して、翻訳ガイドに含めるコンテンツを入力します。
  6. 次の図は、コンテンツが入力された[編集]タブを示します。
    この図は、コンテンツが追加された[編集]タブを示します。
  7. 5[プレビュー]タブを選択します。
  8. 次の図は、入力したコンテンツが、フランス語の画面にのみ表示される様子を示します。
  9. この図は、フランス語側に新しいコンテンツが含まれたプレビュータブを示します。
ガイドのすべての言語に該当する変更を加えるには、[アクション]オプションから[デフォルト]を選択し、ステップを選択して[画面の編集]をクリックします。
次の表は、デフォルト画面に変更を加えた場合に、翻訳画面がどのようになるかを示しています。
デフォルト画面に加えた変更
翻訳画面のアクション
フィールドの追加
最下部にフィールドが追加されます。
フィールドの削除
フィールドが削除されたことを伝えるテキストが、翻訳画面に追加されます。翻訳画面から、この挿入されたテキストを削除する必要があります。
回答の追加
回答が追加されます。回答を各言語用に翻訳するまでは、すべての翻訳でデフォルトの回答が使用されます。
回答の削除
同じ位置にある回答が削除されます。
回答の順序変更
回答の順序が同様に変更されます。
テキストの追加
デフォルトに追加されたテキストが、翻訳されていない言語に追加されます。
テキストの削除
翻訳されていない言語からテキストが削除されます。

翻訳画面で変更できるもの

手順、プロンプト、タイトル、および回答の各領域内のテキストのみを変更できます。また、翻訳画面内の情報のレイアウトも変更できます。例えば、翻訳画面内のテーブルに、デフォルト画面の2つの箇条書き項目を配置できます。
ガイドの一部であるテキストは変更できません。例えば、「手順」、「再起動」、「履歴」などです。
アプリケーションの統合は、内部的にデフォルト画面と翻訳画面を同期し、デフォルト画面とすべての翻訳画面の間の基本的な構造が維持されるようにしています。また、ステップタイプの変更、フィールドの追加、回答の順番変更が行われないようにするため、これらの使用を禁止しています。一部のアクションは、コントロールを選択不可にすることで実行不能になっています。ただし、それでもフィールドや回答を誤って削除してしまう場合があります。フィールドや回答を削除してしまった場合、Guide Designerはエラーボックスを表示し、削除されたものを再度挿入して、この処理を通知します。誤って削除したものに関連付けられていたテキストがある場合は、デフォルトの情報がコピーされます。例えば、回答を削除した場合、Guide Designerは、デフォルトの回答テキストを翻訳画面に挿入します。

翻訳画面のシミュレーション

翻訳画面がユーザーにどのように表示されるかを確認するには、次の手順を実行します。
  1. 1[アクション] > [言語の選択]の順に移動します。
  2. 2キャンバスで、表示するステップを選択します。
  3. 3ページ上部の[シミュレート]リストから、[選択したステップから]を選択します。
  4. 次の図は、[シミュレート]リストを示しています。
    この図は、[最初から]と[選択したステップから]のオプションが表示された[シミュレート]リストを示します。
    次の図は、シミュレートされたステップを示しています。
    この図は、翻訳されたステップのシミュレーションを示します。

翻訳されたガイドを選択するためにエンドユーザーがすること

エンドユーザーは、翻訳されたガイドを選択する必要はありません。アプリケーションの統合は、ブラウザのロケールを使用して、表示する言語を選択します。
Salesforceのみ: Salesforceユーザーは、常に1つの言語に関連付けられています。使用しているSalesforceのバージョンに応じて、[私の個人情報]の[個人情報]セクション内、または[私の設定]、[個人情報]の[言語とタイムゾーン]内でこの設定を確認できます。Guide Designerはこの値を確認し、その言語の翻訳ガイドが存在する場合は、そのガイドを表示します。

入力フィールドのプロパティ

ガイドに対して使用できる入力フィールドは、ガイドの適用先のオブジェクトに含まれるフィールドです。これは、[開始]タブの[適用対象]プロパティで指定します。
[入力]フィールドの値は、ガイドのすべてのステップ内で使用できます。組み込みガイドは、組み込みガイドからの情報にアクセスする必要がある場合があります。入力フィールドの作成は、情報を組み込みガイドに渡せるように、その情報を定義する方法でもあります。
次の表に、ガイドで使用する入力フィールドカテゴリの名前とタイプを示します。
プロパティ
説明
名前
入力フィールドの名前です。
タイプ
入力フィールドのタイプ。例えば、[日付][日付/時刻][時間][整数][テキスト]、または[パスワード]を選択します。
単純型、カスタムタイプ、または定義された接続タイプの入力フィールドを追加することもできます。入力フィールドを追加するには、[タイプをさらに表示]を選択し、[タイプの編集]ダイアログボックスで、[カテゴリ][単純型][カスタムタイプ]、または[定義された接続タイプ]を選択します。
説明
入力フィールドの説明です。
必須
フィールドがガイドの実行に必要な場合は、[必須]を選択します。
組み込みガイドでの入力フィールドの使用については、Embedded Guide stepを参照してください。
フィールドの詳細については、 データ型とフィールドプロパティの概要を参照してください。

出力フィールドのプロパティ

ガイドに対して使用できる出力フィールドは、プロセスの適用先のオブジェクトに含まれるフィールドです。これは、[開始]タブの[適用対象]プロパティで指定します。
出力フィールドの値は、ガイドの実行時に設定され、後続のステップ内で使用できるようになります。出力フィールドは、組み込みガイド内で使用する目的でのみ定義します。これらの出力フィールドは、値が組み込みガイドから返されるまではリストに表示されません。
次の表に、ガイドで使用する出力フィールドカテゴリの名前とタイプを示します。
プロパティ
説明
名前
出力フィールドの名前です。
タイプ
出力フィールドのタイプです。例えば、[日付][日付/時刻][時間][整数][テキスト]、または[パスワード]を選択します。
単純型、カスタムタイプ、または定義された接続タイプの出力フィールドを追加することもできます。入力フィールドを追加するには、[タイプをさらに表示]を選択し、[タイプの編集]ダイアログボックスで、[カテゴリ][単純型][カスタムタイプ]、または[定義された接続タイプ]を選択します。
説明
出力フィールドの説明です。
初期値
出力フィールドの初期値です。
組み込みガイドでの出力フィールドの使用については、Embedded Guide stepを参照してください。
フィールドの詳細については、 データ型とフィールドプロパティの概要を参照してください。

一時フィールドのプロパティ

プロセスに対して使用できる一時フィールドは、プロセスの適用先のオブジェクトに含まれるフィールドです。
一時フィールドの値は、現在のガイドのすべてのステップ内で使用されます。ただし、一時フィールドの値は、組み込みガイド内で使用できるようにはなりません。
次の表に、ガイドで使用する一時フィールドカテゴリの名前とタイプを示します。
プロパティ
説明
名前
一時フィールドの名前です。
タイプ
一時フィールドのタイプです。例えば、[日付][日付/時刻][時間][整数][テキスト]、または[パスワード]を選択します。
単純型、カスタムタイプ、または定義された接続タイプの一時フィールドを追加することもできます。入力フィールドを追加するには、[タイプをさらに表示]を選択し、[タイプの編集]ダイアログボックスで、[カテゴリ][単純型][カスタムタイプ]、または[定義された接続タイプ]を選択します。
説明
一時フィールドの説明です。
初期値
一時フィールドの初期値です。
フィールドの詳細については、 データ型とフィールドプロパティの概要を参照してください。

結果

ユーザーがガイドの最後のステップを完了したときに、その終了方法をメモする必要がある場合があります。このような終了は「結果」と呼ばれます。
可能性がある結果を定義するには、[開始] > [結果]を使用します。
次の図では、ガイドに6つの結果が定義されています。
この図は、6つの結果が定義されている[開始]ステップの[結果]タブを示します。
次の画像は、4つの結果があるガイドの一部を含むガイドのキャンバスビューを示しています。
この図は、ガイドの4つの可能性がある結果を示しています。
編集中も、使用可能な結果のリストでEnd/Milestone Step[新規結果を追加]を選択することで、結果を追加できます。

詳細プロパティ

次のプロパティを設定するときに、[詳細]タブを使用します。
再開を許可
ユーザーがこのガイドを最初のステップから再開できるかどうかを決定します。このオプションを有効にすると、ガイドの再開時に、前に実行したステップを取り消します。
実行のロギング
選択した場合、アプリケーションの統合は、ガイドのステップと実行に関する詳細をログに記録します。そのため、この詳細はレポートに使用できます。
ロールバック画面
選択した場合、ユーザーが[1ステップ前に戻る]をクリックするか、[履歴]パネルでステップをクリックしたときに以前の入力値がリセットされます。
選択しない場合、以前の入力値はリセットされません。
組み込みガイドに対してこのオプションを選択した場合、親ガイドでもこのオプションを有効にしている場合を除き、リセットは組み込みガイドのスコープにのみ適用されます。
常に新規を開始
選択した場合、ガイドを開くたびに、そのガイドの新しいインスタンスが作成されます。
フィードバック電子メールのリスト
ユーザーがフィードバックを送信するようにする場合、フィードバックを受信するための1つまたは複数の電子メールアドレスをカンマで区切って追加します。そうすると、ユーザーはガイドのフィードバックオプションをクリックして、次のダイアログを表示できます。
このダイアログには、ガイドの名前と、実行されるステップが表示されます。
[次の場合のみガイドを表示します](Salesforceのみ)
このガイドがユーザーのSalesforceページの[ガイド]領域に表示されるタイミングを決定する条件を指定できます。
次の図は、[詳細]タブを示します。
次の図に、[開始]ステップの[詳細]タブを示します。選択されていない[常に新規を開始]オプション以外のすべてのフィールドにデータがあります。

次の場合のみガイドを表示します。

注: この関数は、Salesforce内で実行されるガイドにのみ適用されます。
ガイドのプロパティに条件を入力することによって、ユーザーのSalesforceページの[ガイド]領域内に表示されるガイドを決定できます。条件をガイドプロパティの[詳細]タブの[次の場合のみガイドを表示します。]フィールドに入力します。
条件はBoolean式として入力する必要があります。Salesforceのマニュアルに記載されている関数と演算子を使用できます。以下の例を参照してください。
[フィールドの挿入]リストを使用して、オブジェクトやフィールドを式に挿入することを選択します。
この式は、必要なだけ複合させることができます。例えば、Guide Designerに、アカウントの所有者が3人のうちの1人である場合にのみ、ガイドを表示するように指示する式を作成できます。
CONTAINS($Account.Owner.Name, "John Smith")
|| CONTAINS($Account.Owner.Name, "Bob Smith")
|| CONTAINS($Account.Owner.Name, "Jim Smith")
注: フィールド名の入力時に、Salesforceのフィールド構文(中括弧内のフィールド名を「!」プレフィックスで囲む)を使用しないでください。式は、Apex式としてSalesforceに直接渡されます。無効なApex式を渡すと、Salesforceはエラーメッセージを返します。
例1
フィールドがリストの場合は、等号を使用して、リストから1つの項目を選択できます。以下に例を示します。
Account.Type = 'Analyst'
例2
複数の条件を定義するには、「&&」(論理AND)と「||」(論理OR)を式に使用します。以下に例を示します。
(Account.Type = 'Analyst' && Account.testfield__c= true) || (Account.Phone ='1234')
この例では、この式は次のことを意味します。
  1. 1アカウントのタイプはAnalystである必要があり、かつ(AND)testfieldは真である必要があります。または(OR)
  2. 2アカウントの電話番号は1234である必要があります。
この場合、括弧は最初の2つのテストをグループ化するため、これらは1つの単位として評価されます。
次の例では、括弧によって、この式は異なって評価されます。
(Account.Type = 'Analyst') && (Account.testfield__c= true || Account.Phone ='1234')
ここで、同じ条件が次のことを意味します。
  1. 1アカウントのタイプはAnalystである必要があり、かつ(AND)
  2. 2testfieldが真である、または(OR)アカウントの電話番号が1234であるかのいずれかである必要があります。

付記

[付記]タブを使用して、自分または他の開発者が必要とする可能性がある情報を追加します。入力した付記は、設計時にのみ表示されます。ガイドまたはプロセスのユーザーやコンシューマに付記は表示されません。例えば、プロセスやガイドをデプロイする前に、実行する必要がある事柄についての通知を追加できます。