Amazon Redshift ODBC接続の設定
Amazon Redshiftは、WindowsシステムおよびLinuxシステムでAmazon ODBC Redshiftドライバをサポートしています。システム要件に基づいてAmazon ODBC Redshift 64ビットドライバをインストールする必要があります。
注: Informaticaでは、SQL ELTの最適化に使用するドライバとして、Amazon Redshift ODBCドライババージョンAmazonRedshiftODBC-64-bit-1.4.8.1000-1.x86_64を認定しています。
Windows上のAmazon Redshift ODBC接続の設定
Windows上のAmazon Redshiftに接続するようにODBC接続を確立するには、ODBC接続を設定する必要があります。
Windows上でODBC接続を設定するには、次の手順を実行します。
1AWSサイトからAmazon Redshift ODBCドライバをダウンロードします。
Amazon Redshift ODBC 64ビットドライバをダウンロードする必要があります。
2Secure AgentがインストールされているマシンにAmazon Redshift ODBCドライバをインストールします。
3ODBCデータソースファイルのインストール先のフォルダを開きます。
4odbcad32.exeファイルを実行します。
[ODBCデータソースアドミニストレータ]ダイアログボックスが表示されます。
5[システムDSN]をクリックします。
[システムDSN]タブが表示されます。次の図は、[ODBCデータソースアドミニストレータ]ダイアログボックスの[システムDSN]タブを示しています。
6[設定]をクリックします。
[Amazon Redshift ODBC Driver DSNセットアップ]ダイアログボックスが表示されます。次の図は、[Amazon Redshift ODBC Driver DSNセットアップ]ダイアログボックスを示していて、ここで[接続設定]および[資格情報]を設定できます。
7[接続設定]セクションで次の接続プロパティを指定します。
プロパティ | 説明 |
---|
データソース名 | データソースの名前。 |
サーバー | Amazon Redshiftサーバーの場所。 |
ポート | Amazon Redshiftサーバーのポート番号。 |
データベース | Amazon Redshiftデータベースの名前。 |
注: JDBC URLから得た[サーバー]、[ポート]、および[データベース]の値を指定する必要があります。
8[資格情報]セクションで次の資格情報を指定します。
プロパティ | 説明 |
---|
ユーザー | Amazon Redshiftデータベースにアクセスするためのユーザー名。 |
パスワード | Amazon Redshift データベースのパスワード。 |
パスワードの暗号化 | 次のユーザーのパスワードを暗号化します。 - - カレントユーザのみ
- - このマシンのすべてのユーザー
デフォルトは[カレントユーザのみ]です。 |
9[Amazon Redshift ODBC Driver DSNセットアップ]で、[テスト]をクリックして接続をテストします。
10[OK]をクリックします。
Amazon Redshift ODBC接続がWindows上で正常に設定されました。
Amazon Redshift ODBC接続を設定した後で、Amazon Redshiftに接続するためのODBC接続を作成する必要があります。
Amazon Redshiftに接続するためのODBC接続を作成する方法については、
ODBC接続の作成を参照してください。
Linux上のAmazon Redshift ODBC接続の設定
Linux上のAmazon Redshiftに接続するようにODBC接続を確立するには、ODBC接続を設定する必要があります。
Linux上でODBC接続を設定するには、次の手順を実行します。
1AWSサイトからAmazon Redshift ODBCドライバをダウンロードします。
Amazon Redshift ODBC 64ビットドライバをダウンロードする必要があります。
2 Secure AgentがインストールされているマシンにAmazon Redshift ODBCドライバをインストールします。
3odbc.iniファイルのプロパティを次の形式で設定します。
[ODBC Data Sources]
driver_name=dsn_name
[dsn_name]
Driver=path/driver_file
Host=cluster_endpoint
Port=port_number
Database=database_name
4odbc.iniファイルに次のプロパティを指定します。
プロパティ | 説明 |
---|
ODBC Data Sources | データソースの名前。 |
Driver | Amazon Redshift ODBCドライバファイルの場所。 |
Host | Amazon Redshiftホストの場所。 |
Port | Amazon Redshiftサーバーのポート番号。 |
Database | Amazon Redshiftデータベースの名前。 |
注: JDBC URLから得たHost、Port、およびDatabaseにの値を指定する必要があります。
5オペレーティングシステムに次の環境変数を設定します。
変数 | 説明 |
---|
LD_LIBRARY_PATH | Amazon Redshift ODBCドライバがインストールされているディレクトリ。 |
ODBCINI | odbc.iniファイルが含まれるディレクトリ。 |
ODBCHROME | ODBCのインストールディレクトリ。 |
6次のコマンドを実行してodbc.iniファイルをエクスポートします。
Export ODBCINI=/<odbc.ini file path>/odbc.ini
7 Secure Agentを再起動します。
Linux上のAmazon Redshift ODBC接続が正常に設定されました。
Amazon Redshift ODBC接続を設定した後で、Amazon Redshiftに接続するためのODBC接続を作成する必要があります。
Amazon Redshiftに接続するためのODBC接続を作成する方法については、
ODBC接続の作成を参照してください。
ODBC接続の作成
ODBC接続を設定した後で、Amazon Redshiftに接続するためのODBC接続を作成する必要があります。
次の手順を実行して、[接続]ページでAmazon Redshift ODBC接続を作成します。
1管理者で、[接続]をクリックします。
2右上隅の[新しい接続]をクリックします。
[新しい接続]ページが表示されます。次の図は、[新しい接続]ページを示しています。
3[接続の詳細]セクションで、次の接続の詳細を設定します。
プロパティ | 説明 |
---|
接続名 | ODBC接続の名前。 |
説明 | 接続の説明。 |
タイプ | 接続の種類。 接続のタイプに[ODBC]を選択します。 |
4[接続のプロパティ]セクションで、次の接続の詳細を設定します。
プロパティ | 説明 |
---|
ランタイム環境 | タスクを実行するランタイム環境の名前。 |
ユーザー名 | Amazon Redshiftアカウントのユーザー名。 |
パスワード | Amazon Redshiftアカウントのパスワード。 |
データソース名 | Amazon Redshiftデータベース用に作成したODBCデータソースの名前を入力します。 |
スキーマ | Amazon Redshiftスキーマ名。 |
コードページ | Secure Agentがデータの読み取りまたは書き込みに使用する必要があるコードページを選択します。 |
ODBCサブタイプ | [ODBCサブタイプ]フィールドの値を[Redshift]と入力します。 |
Amazon Redshift ODBC接続が正常に作成されました。